追加処分なしが決定 プレミア副審、リバプールDFへの肘打ち疑惑謝罪「意図するものではなく…」
ハツィダキス副審が前半終了後にロバートソンの顔を肘で小突く
イングランド1部リバプールのスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンに対して肘打ちをしたコンスタンティン・ハツィダキス副審が、ロバートソンに謝罪したと英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。PGMOL(Professional Game Match Officials Limited/イギリス審判協会)はこの件に関する調査が行われている間、ハツィダキス副審を一時職務停止処分としていたが、イングランドサッカー協会(FA)はこれ以上の処分はないと決定した。
この件は現地時間4月9日に行われたプレミアリーグ第30節のリバプール対アーセナル戦で起きた。前半終了のホイッスルが吹かれた直後、ロバートソンがハツィダキス副審に近寄って何か言葉をかけたところ、ハツィダキス副審は右手の肘でロバートソンの顔を小突いた。これを見ていたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがポール・ティアニー主審に抗議をしたものの、ティアニー主審はロバートソンにイエローカードを提示した。
この件について調査を行っていたFAは、「リバプールのDFアンドリュー・ロバートソンとマッチオフィシャルのコンスタンティン・ハツィダキスが関与したアンフィールドでの事件に関してすべての証拠を徹底的に検証した結果、我々はこれ以上の措置を取ることはない」と声明を発表。調査が終わるまで職務停止処分となっていたハツィダキス副審に対するさらなる処分はないと決定した。
また、PGMOLによる声明の中でハツィダキス副審は、「私の腕がアンディに接触したのは明らかに意図するものではなく、そのことについて謝罪しました。試合の審判に戻れることを心待ちにしています」と述べており、ロバートソンへ謝罪したことも明らかとなった。