「今のところ何も起こっていない」 デ・ゼルビ監督の“三笘残留”匂わせ発言反響で英記者指摘
三笘の現行契約は2025年まで
イングランド1部ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は、現地時間4月12日に一般公開された練習後に子供向けの記者会見を実施した際、日本代表MF三笘薫が来シーズンも在籍していることを匂わすコメントを発したとして英メディアで取り上げられた。しかし、英メディア「The Athletic」のアンディ・ネイラー記者は「今のところ何も起こっていないと聞いている」と伝えている。
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三笘はJ1川崎フロンターレからブライトンへ移籍後、2021-22シーズンはベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで武者修行。今季ブライトンに復帰し、世界最高峰のプレミアリーグで、23試合に出場して7得点4アシストと自慢のドリブルを武器に、チームの攻撃を牽引している。
アーセナルやマンチェスター・シティ、リバプールなどビッグクラブが関心を寄せていると伝えられるなか、4月12日の公開練習後、デ・ゼルビ監督が5歳の子供のサポータ-から「三笘になりたいか?」と質問を受ける一幕があった。イタリア人指揮官はその解答とともに、三笘とのやり取りを明かしている。
「(三笘になりたいか?)ああ、彼は速いからね。トレーニングセッションの終わりには彼と話した。『元気か? 聞いてくれ。我々はフットボールのいくつかの部分で改善しなきゃいけない』と言うと、彼は『OKです、監督』と。『よし。でも、今年も来年も時間はたくさんある。OK? 理解しているか?』と聞いたら、彼は『はい。理解しています』と言っていたよ(笑)」
英メディア「The Athletic」のアンディ・ネイラー記者は、「子供相手の記者会見で5歳の質問に対する回答で、デ・ゼルビが重要な契約延長を発表するのが理解できない」というファンの声を引用する形で、「彼(デ・ゼルビ)はそんなことしていない。三笘の現行契約は2025年まである。いつか新しい契約が結ばれることは難しい理屈でもなんでもない。しかし、今のところ何も起こっていないと聞いている」と、デ・ゼルビ監督はユーモアも交えたうえでの回答だったことを伝えている。
三笘に関する一言一句が取り沙汰されるほど、日本人アタッカーの去就が注目されていると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)