セルティック古橋は「偉大な選手に値する」 ゴール数大台目前…OB脱帽「本当に賢い」

セルティックで得点を量産する古橋亨梧【写真:Getty Images】
セルティックで得点を量産する古橋亨梧【写真:Getty Images】

元スコットランド代表FWウォレス氏、通算50ゴール目前の古橋を絶賛

 スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧は、スコティッシュ・プレミアシップで22ゴールと得点王レースでトップに立っている。現地時間4月8日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第31節レンジャーズ戦(3-2)でも2得点を積み重ねたなか、クラブOBの元スコットランド代表FWウィリー・ウォレス氏は改めて日本人FWを高く評価している。スコットランド紙「The Scottish Sun」が報じた。

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 かつて背番号8を着けたウォレス氏は、セルティックで通算79試合目にして50ゴールを記録した。レンジャーズ戦で通算74試合目を数えた古橋は、ここまで48ゴールを挙げている。あと2得点を挙げれば通算50得点へ到達する状況となったことを受け、ウォレス氏は古橋に期待を寄せるとともにポテンシャルを絶賛した。

「私が初めてキョウゴを見た時、素早く身をかわすタイプのFWだと思っていた。彼は小さく、速く、技術があって、フィニッシュもうまい。アンジェ(・ポステコグルー監督)とセルティックにとって突出している。キョウゴは、50ゴールを達成するまでに時間がかからない。そして、それを成し遂げて偉大な選手たちと並ぶに値する。

 私がレイス・ローバーズでプレーしていた時、バート・ハードマンという監督がいた。彼はキョウゴのようなストライカーについて、こう言った。『彼には唯一無二の技がある。それは点を取ることだ』というものだ。週末にキョウゴを見ればいい。彼は3つのチャンスがあり、3つともゴールを決めた。最初の1つはオフサイドになったが、さらにゴールを目指して決定的な2つのゴールを決めた。キョウゴのボックス付近での動きは素晴らしかった。彼の1点目の動きからのフィニッシュは素晴らしかったし、2点目も鋭かった。彼がオールラウンドなストライカーであることを示した」

 ウォレス氏はさらに「彼はさまざま形でゴールを決めることができる。だが、同時にチームプレーヤーでもある。彼はセルティックのために懸命に戦い、それが彼らが支配できる大きな要因だ」と、現在首位を独走するセルティックへの影響力を指摘。「彼は最も大きい選手ではなく、強烈なタックルやファウルを多く受けてきた。それでも、彼が不満を言う姿を見たことがない。彼はそれをやり過ごしている」と、人間性にも触れながら称えている。

「彼は本当に賢いストライカーであり、大一番に向いている。キョウゴはレンジャーズとの3試合で5得点を決めていて、すべてが重要なゴールだ。ビッグゲームでそのように活躍できる選手がいれば、どんなチームにとっても大きい」とも述べ、古橋を褒め称えたウォレス氏。セルティック加入後、コンスタントに活躍を見せてきたなか、今季の活躍ぶりは特大なインパクトを与えているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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