W杯最終予選で日本と同組のサウジアラビア、本拠地UAE戦の会場があわや爆弾テロの標的に
駐車場で爆弾を積載した車両を爆発させる計画も未然に防ぎ、容疑者も次々と逮捕
11月15日にロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表と激突するサウジアラビア代表の本拠地開催試合が、爆弾テロの脅威に晒されていたことが明らかになった。オーストラリア地元紙「ザ・マーキュリー」が報じている。
サウジの内務省の発表した声明文によると、イスラム国(IS)と関係する4人の容疑者を逮捕。10月11日にジェッダで行われたサウジ対UAE戦の舞台、キング・アブドゥッラー・スポーツシティ(ジャワラスタジアム)の駐車場で爆弾を積載した車両を爆発させる計画を立てていたという。
逮捕された容疑者は2人のパキスタン人に加え、シリア人、スーダン人が1人ずつ。押収した携帯電話を解析した結果、未然に防ぐことができたという。容疑者はすでに自供し、他に6人の容疑者も拘束された。
フットボールの世界もテロの標的とされている。2015年11月13日にはパリ同時多発テロ事件が起こり、パリ郊外のスタッド・ド・フランスで行われていたフランス対ドイツ戦の会場が自爆テロの対象となった。
最終予選で首位を独走するサウジとハリルジャパンのアウエー戦は来年3月23日に行われる最終節の予定となっているが、日本代表もピッチ上の相手以外にテロの恐怖とも戦わなければいけないのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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