ソン・フンミンは「真のリーダー」 元英代表MFが明かすトッテナム会長との“二人三脚”秘話
レヴィ会長はソン・フンミンがトッテナムに残るように尽力
イングランド1部トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンは、現地時間4月8日に行われたプレミアリーグ第30節ブライトン戦(2-1)でゴールを挙げ、今シーズンのリーグ戦通算ゴール数を7に伸ばした。これでプレミアリーグ通算100得点に到達したが、元イングランド代表MFティム・シャーウッド氏は、トッテナムのダニエル・レヴィ会長の貢献を称えた。英メディア「HITC」が報じた。
ソン・フンミンは2015年にドイツ1部レバークーゼンからトッテナムに加入。しかし、加入直後は苦しんでいたという。そうした状況で彼に「良くなっていく」と声をかけて支えたのがレヴィ氏だったとシャーウッド氏は明かす。
プレミア通算100ゴールを挙げたことについて「信じられないことだ」と、シャーウッド氏は言い、「ダニエル(レヴィ会長)によるところもある。彼は、クラブにとどまるようにしたからね。彼は、あなたが目にする最高のトレーナーの1人だ。私がいた時、そこまでいい選手はいなかった。私は何年にもわたって、選手補強について否定的だった。でも、最近は良くなってきている。(トビー・)アルデルヴェイレルトも加入した。彼はもう1人の偉大な選手だった」と、語った。
「とにかく驚きだ。彼が決めてきたゴールは、ごっつぁんゴールではない。バーンリー戦のゴールは、シーズン最優秀ゴールのようだった。右足を警戒すれば、彼は左足で強烈なシュートを決める。だから、どう対応すればいいか分からないんだ。だが、功績はサッカークラブにある。若い選手が成長する素晴らしい例だ。彼は、とても努力をする。人間性も良い。素晴らしいリーダーだ。クラブにとっての真のリーダーなんだ」
昨シーズンは23得点を挙げて、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーと並び、プレミアリーグの得点王に輝いたソン・フンミン。今季はゴール数が大幅に減っているが、より攻撃的な監督が就任することになれば、本来の得点力が戻るのではないかと期待されている。
(FOOTBALL ZONE編集部)