伊紙が出番なしの本田を異例の“MOM選出” 「見事な間接的貢献」と皮肉交じりの称賛

練習で直接FKを決めた本田 その一撃から決勝弾のボナベントゥーラは着想を得る

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は30日の本拠地ペスカーラ戦で出番なしに終わったが、練習場で見せた一撃が評価され、イタリア地元紙によりこの試合の「マン・オブ・ザ・マッチ」(MOM)の1人として異例の“選出”をされている。

 イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「マン・オブ・ザ・マッチはボナベントゥーラ、ロナウジーニョと……本田のコンビ」と特集している。

 後半4分、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが勝負を決めた。ゴール中央左のFKの場面で、相手の壁が飛んだ下を射抜く技ありのシュートで、ゴール左隅に決勝点を決めた。この直接FKについて、記事ではこう評している。

「これが学校ならカンニング組として嫌われたかもしれないが、ピッチでは幸い違う。隣の宿題を盗み見ることは、向上の助けによくなるものだ。ジャック・ボナべントゥーラはよく観察していた。そして記憶し、実践に移した」

 ボナベントゥーラは練習場で同僚のプレーから値千金の一撃の着想を得たという。誰のプレーなのか。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が舞台裏を明かす。

「数日前に守備のセットプレー練習で、本田が相手チームになり、出し抜いたやり方でFKを決めた。明らかにジャックはそれ(本田のFK)を覚えていた」

 

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