ガビ、チェルシー行きが水面下で進行中か 「バルセロナの対応に憤慨」とスペイン紙報道
チェルシーとガビ代理人、3週間前にマドリードで会談実施
スペイン1部FCバルセロナ所属のスペイン代表MFガビは、弱冠18歳でありながら今季ラ・リーガで27試合に出場するなどチームの中心として活躍している。そんな若手有望株に英国行きの可能性が浮上した。スペイン紙「AS」が報じている。
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同胞のMFペドリとともに、ラ・リーガ首位のバルセロナを牽引しているガビ。活躍ぶりは国内だけにとどまらず、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では5試合に出場したほか、昨年のカタール・ワールドカップでは4試合すべてに先発出場した。
そんなクラブと代表で中心を担っているガビだが、バルセロナでは周辺が少々騒がしい。その元凶は、先月中旬に伝えられたトップチーム登録が無効になった問題だ。ガビは今冬にトップチーム登録がリーガに拒否されていたものの、クラブが地元の商業裁判所に訴えを起こし一度は暫定措置として認められた。
ところが、今度はクラブが訴訟の提出期限を遵守していなかったとして、商業裁判所が暫定措置を取り下げる事態に。これを受けガビは現在、Bチームに登録せざるを得なくなっている。
そんな状況もあってか、「AS」紙はこのほどイングランド1部チェルシーがガビの代理人イバン・デ・ラ・ペーニャ氏と3週間前に会談を実施したと報道。記事によると、首都マドリードで行われた会談は両者ともに満足のいく内容で終わったそうで、近くオンラインで2回目のミーティングを実施し「可能性がある契約のさらなる詳細を探る」としている。
また、「AS」紙はガビの心境にも言及。記事では「ガビは自身の登録に関してバルセロナの対応に憤慨しており、優先的に扱われなかったことを理解している」と伝えており、ガビがクラブに不満を抱いているとの見方を示している。
ガビは今後、トップチーム登録ができない場合に6月30日で契約満了となりフリーになる可能性がある。そうした状況を見越してチェルシーとガビの間で移籍交渉が加速するか、注目が集まる。