チェルシーは「すぐ勝ち始める」 戦力外が“浮上キーマン”?…元英代表見解「状況が整う」
イアン・ライト氏、低迷クラブ浮上へ戦力外オーバメヤン起用を推奨
イングランド1部チェルシーは、グレアム・ポッター監督を解任したあとにクラブのレジェンドである元イングランド代表MFフランク・ランパード氏を暫定監督に据えた。ランパード監督の復帰初戦となったウォルヴァーハンプトン戦を0-1で落としたなか、元イングランド代表FWイアン・ライト氏は、戦力外となっている元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンを戻すことが浮上のきっかけになると考えているようだ。
2021年1月にチェルシーの監督を解任されていたランパード監督の復帰は、多くの人にとって驚きだった。ランパード監督と親しいライト氏もこれには驚いたようで、英紙「メトロ」上でその反応が伝えられている。
「私は監督就任が発表される前に連絡を取っていて、近いうちに飲みに行く約束をしていた。そうしたらチェルシーの仕事に就いた。近い関係だからこそ、私にとっても難しい。とにかく上手くいってほしい。この時点まで、(指導者として)上手くいっていないから心配だ。ダービー(監督時代)は問題なかったし、チェルシーからのオファーは、断るには惜しいものだった。
そのあとエバートンに行って、すべてが起きた。親友として心配なんだ。この動きが彼の助けになるのか。彼のためになるのか。人助けでやっているのか。即座に監督業に戻りたかったのか? 今のチェルシーは混乱している。私はとても困惑して心配だよ」
ランパード監督のキャリアを心配するライト氏だが、シーズンの真っただ中であり、多くの選手を抱えているチェルシーを修復するために十分な時間がないことを危惧する。そのなかで、スペイン1部レアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝を控えるチームを立て直すためには、CLのメンバー外となったオーバメヤンを起用するべきだと助言した。
「ランパード監督が以前、チェルシーにいた時にオーバメヤンを気に入っていたと記憶している。彼は今のチェルシーが作っているチャンスをゴールに決めるだろう。オーバメヤンが戻る状況が整っているように感じる。チェルシーは、すぐに勝ち始めるはずだ。チェルシーが最前線でオーバメヤンを(ラヒーム・)スターリングや(ミハイロ・)ムドリク、(ジョアン・)フェリックス……本当に選べる選手がたくさんいる。彼らと先発させれば、神に誓って、チェルシーはいくつかのチームを料理できるはずだ」
飲み仲間でもあるイングランド代表の先輩のアドバイスを受け、ランパード監督はどのような顔ぶれを次のリーグ戦(ブライトン戦/4月15日)で起用するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)