ブライトン、疑問の残る5つの判定シーンに再注目 「再戦に値する」「謝罪では許せない」と止まぬ厳しい意見
三笘の“得点取り消し”など、厳しい判定をクラブ公式が再度脚光を当てる
イングランド1部ブライトンは現地時間4月8日、プレミアリーグ第30節でトッテナムとの上位対決で1-2と敗れた。クラブ公式SNSでは、「3つのペナルティー(キック)になり得る事象と、2つの認められるべきゴールがあった」と動画を用いて改めて主張している。
トッテナムとの接戦で敗れたブライトンは、ほかチームの対戦状況も相まって6位から7位へ順位が転落。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得できるぎりぎりのラインにいる。
トッテナム戦では、SNS上でも話題を呼んだ判定が多数起こっており、ブライトン公式YouTubeチャンネルでは、各シーンを1つの動画にまとめて改めて判定に疑問を呈しているようだ。
振り返ったのは、相手のペナルティーエリア内で起こった3つのPK(ペナルティーキック)獲得疑惑のシーンと、ネットを揺らしたにも関わらずハンドの反則によって得点が認められなかった事例2つだ。
そのなかで、日本代表MF三笘薫が後半26分にMFピエール・エミール・ホイビュルクに足を踏まれて転倒した事象は、PGMOL(Professional Game Match Officials Limited/イングランドにおける審判員の統括組織)がすでに誤審と認定。ただ、そのほかにも厳しいと思われる判定がいくつか起こっている。
ペナルティーエリア内で相手DFの手にボールが当たったシーン、セットプレーでボールに反応したDFルイス・ダンクへの手を使ったユニフォームを引っ張る行為。この2つはブライトンがPK獲得となる可能性もあったかもしれない。
また、三笘が裏へ抜け出しゴールするも取り消された場面や、FWダニー・ウェルベックのネットを揺らしたシュートがMFアレクシス・マック・アリスターの腕に当たったとしてノーゴールとなった瞬間は、ハンドの反則の定義について考察が深まる事象だった。
ファンの疑問が詰まったまとめ動画に、「ひどい」「再戦に値する」「非常にがっかり」「とても悲しい」「選手たちの心構えに悪影響を与えないことを祈る」「謝罪では許せない」「これらの判定は恥さらしだ」などと厳しい糾弾の声も上がっている。
さまざまな判定事象が起こり、話題となった上位の直接対決。三笘も活躍を見せていただけに痛い敗戦となったが、ブライトンは今後のゲームで勝ち点を取り戻すことができるだろうか。