三笘薫のPK疑惑→誤審「イラッとする」「100%PKだ」 現地記者が苦言…判定ミス騒動の波紋拡大
トッテナムのPK疑惑シーン、PGMOL誤審認定で物議に発展
イングランド1部ブライトンは、現地時間4月8日に行われたプレミアリーグ第30節でトッテナムと対戦し、1-2で敗れた。そんななか、日本代表MF三笘薫がペナルティーエリア内で転倒しながらノーファウルになった判定が誤審と認定。決定的なジャッジのミスに現地記者も苦言を呈した。
PGMOL(Professional Game Match Officials Limited/イングランドにおける審判員の統括組織)が誤審を認めたのは1-1で迎えた後半26分のシーンだ。三笘がペナルティーエリア内で相手MFピエール・エミール・ホイビュルクに足を踏まれて転倒。三笘自身もファウルをアピールしたが、主審はファウルとせず、試合は続行されていた。
このシーンに対しPGMOLはPKと判定すべきだったことを認め、同委員長ハワード・ウェッブ氏がロベルト・デ・ゼルビ監督に謝罪。結果的にブライトンは1-2で競り負けたが、仮にこのPKを決めていれば敗戦を免れていた可能性も考えられ、勝敗に大きく関わる場面のジャッジミスは波紋を広げている。
ブライトン主将の元イングランド代表DFルイス・ダンクは試合後、「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が何のためにあるのか分からない」と苦言。英紙「デイリー・エクスプレス」のジョー・クリシュナン氏もこの意見に同調するように「VARは本当に便利なものだと思うが、正しく使用されていない」「ミトマへのファウルも100%PKだ」とツイッター上で見解を綴っている。
また、英メディア「Football365」などに寄稿するジェイソン・サウター記者も「このミスにイラッとする。謝罪しても、欧州圏外に終わるなら何の意味もない」と指摘。ブライトンは今季、PGMOLから謝罪を受けるのは3度目で、ジャッジの犠牲になる頻度があまりにも多い状況もあり、誤審騒動は現地でも重大事項として受け止められている。