リバプールは18歳日本人FWに投資するべき? 専門メディアが有望株の獲得推奨「もう1人のハーランド」

U-20日本代表でも活躍をするFW熊田直紀【写真:Getty Images】
U-20日本代表でも活躍をするFW熊田直紀【写真:Getty Images】

U-20日本代表FW熊田を紹介

 イングランド1部リバプールは、今季思うように調子が上がらないシーズンを戦っている。リバプール専門メディア「Liverpool.com」では、昨夏の移籍を教訓に「『もう1人のアーリング・ハーランド』獲得に動くべき」と推奨する日本人がいるという。

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 リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、これまでドイツ1部ボルシア・ドルトムント時代に元日本代表MF香川真司、リバプールで日本代表MF南野拓実と日本のエースを背負った2人を指導している。

 そんな日本人と馴染みのある指揮官擁するリバプールは、昨季国内4冠に迫った勢いを誇ったものの今シーズンに入って失速。セネガル代表FWサディオ・マネ放出(→バイエルン・ミュンヘン)も含み、移籍市場での失敗を指摘する声もある。

 現在プレミアリーグ8位に沈むリバプールは、来季UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内も危うい状況だ。そうしたなか、「Liverpool.com」では今後の補強について考察。日本人選手の成長を認めつつ、Jリーグで活躍するある若手の名前を挙げている。

 記事では、「日本サッカーは今、着実に成長している」と昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)で強豪スペイン、ドイツを破った快進撃に触れつつ、「日本人選手がヨーロッパのサッカー界で成功を収めていることから、この市場は明らかに注目すべき成長分野。ブライトンは昨夏、三笘薫を獲得してそれを証明した」と同リーグのブライトンで名声を上げている日本代表MF三笘薫を筆頭に、欧州で活躍する日本人選手を称賛した。

「彼だけではない。久保建英(レアル・ソシエダ)、鎌田大地(フランクフルト)、中村敬斗(LASKリンツ)など、多くの日本人スターが欧州サッカー界で絶好調だ。これはほんの始まりに過ぎない。Jリーグが成長を続け、より多くの有望株がヨーロッパに進出するようになれば、日本サッカーは新たな黄金時代を迎えることになるだろう」

 そして、リバプールもその動向を注視していると伝え、FC東京でプレーする18歳のU-20日本代表FW熊田直紀を注目株の1人として挙げている。今年行われたU-20アジアカップでは、5ゴールで大会得点王に輝く活躍を見せた。熊田については、「伝統的な日本人選手とは明らかに違う。日本のスター選手といえば小柄な体格と優れた技術力が特徴だが、熊田はその枠に収まらない。技術的な才能がある一方で、かなり背が高く、身体能力も非常に高い」と181センチある持ち前のポテンシャルを褒め、「空中戦に強く、ボールを保持し、守備の裏をかくスピードもある」と才能を評価した。

 そのうえで、「ザルツブルクで爆発的な人気を博した直前のハーランドと同じように、FC東京でレギュラーとして活躍するようになれば、同じように爆発的に成長する兆しがある」と成長の見込みを予想する。

「今彼に投資することで、リバプールは多くのお金を節約することができ、また、ユルゲン・クロップが直接魔法をかけることのできるエキサイティングな才能をアンフィールドに誘致することができる」と指摘し、「南野拓実や香川真司のような選手に素晴らしい結果をもたらしたクロップは、日本の才能を最大限に引き出すコツを知っているはず」とその利点を挙げて獲得を推奨していた。

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