J1・FC東京×湘南はお互い譲らず…2-2のドロー決着 攻守入れ替わる激しい展開
両チーム、勝ち点「1」を分け合う結果
4月9日に行われたJ1リーグ第7節でFC東京は味の素スタジアムで湘南ベルマーレとのホームゲームを戦った。2勝2分2敗の勝ち点「8」で並ぶ両チームだが、直近の公式戦2試合はFC東京が連敗、湘南が連勝という状況だった。
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試合の序盤は、その勢いの差が反映されたものとなる。湘南が試合の主導権を握ってチャンスを作り出したが、GKヤクブ・スウォビィクが弾いたボールをFW阿部浩之がシュートするも、クロスバーに当ててしまい決めきれない。
先制点が決まったのは、前半32分。MF松木玖生が放ったシュートをGK富居大樹が弾いたところをFW仲川輝人が押し込み、ホームのFC東京が先制。それまで主導権を握っていた湘南も、同38分にはゴール前のこぼれ球からMFタリクが鋭いシュートを枠に飛ばしたが、GKスヴォビィクがセーブして得点を許さなかった。
FC東京は1点リードで迎えた後半5分にも、仲川のパスを受けたMF渡邊凌磨がエリア内でシュートを放ったが、左ポストを叩いて追加点は挙げられない。すると後半9分、GKスウォビィクが縦パスを湘南MF平岡大陽に入れてしまう。平岡はDFをかわしてシュートを放ったが、GKスウォビィクがセーブ。ピンチを凌いだかと思われたが、このCKの流れから、DF杉岡大暉に流し込まれて1-1の同点となった。
後半13分には、FWディエゴ・オリヴェイラが縦パスを受けてゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で認められず。逆に湘南は同14分に敵陣でボールを奪うと、速攻から阿部の折り返しをタリクに決めて2-1と逆転に成功した。
リードされたFC東京のアルベル・プッチ・オルトネダ監督は、後半18分に日本代表DF長友佑都ら3枚の交代カードを切り、流れを変えにかかる。その直後には交代出場したFWアダイウトンがドリブルで突破を試みるが、杉岡にファウルで止められる。それでもリスタートからの攻撃で、アダイウトンが挙げたクロスをDFエンリケ・トレヴィザンがヘディングでゴールに決め、2-2に追いついた。
互いにチャンスを生かせないなか、湘南の山口智監督は後半36分にタリクを下げて、MF山田直輝を投入する。同37分に湘南は左サイドからクロスを入れ、FW町野修斗が決定機を迎えたが、シュートは枠を大きく超えてチャンスを生かせなかった。
両チームともに3点目を目指したが、このまま試合は2-2で終了。両チーム、勝ち点「1」を分け合う結果となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)