浦和×名古屋の上位対決は決定打を欠き0-0ドロー 浦和DF酒井は負傷交代のアクシデント
上位対決は勝ち点1を分け合う結果に
J1リーグ第7節の上位対決、前節終了時で2位の名古屋グランパスが3位の浦和レッズをホームに迎え撃った4月9日の一戦は、互いに決定機を生かせずに0-0の引き分けに終わった。
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このゲームは浦和から名古屋に期限付き移籍中のデンマーク人FWキャスパー・ユンカーがスタメンのピッチに。選手紹介の時点で浦和サポーターからは大きなブーイングが鳴り響いた。立ち上がりから局面で両チームが激しくぶつかり合う試合は前半5分、浦和が右サイドを切り崩してMF大久保智明のマイナス方向へのラストパスにMF小泉佳穂が合わせるも、GKランゲラックの正面に飛んだ。
名古屋は中盤でボールを引っかけたところから前線に素早くつなぎ、FWマテウス・カストロの個人技やFW永井謙佑のスピードを生かす攻撃を模索。一方の浦和はデンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツとノルウェー1部ボデ・グリムト時代にユンカーとチームメイトだったDFマリウス・ホイブラーテンが強さとカバーリングの正確さを見せて大きなピンチになりそうな場面を未然に防いだ。
互いにゴール前でのシュートシーンを作れないまま後半に入った試合は後半10分、名古屋が入れた後方からのロングボールにユンカーをおとりにして抜け出した永井が独走するが、浦和はDF酒井宏樹が並走して距離を詰めたことで永井のシュートは枠外に飛んだ。逆に浦和も3分後、酒井とのコンビネーションで右サイドを抜けたMF伊藤敦樹のラストパスに小泉が合わせる決定機を迎えたものの、シュートは枠を捕らえられなかった。
そして、後半20分過ぎに浦和にアクシデント。酒井が右足を押さえて倒れてプレー続行不可能になり、DF荻原拓也との交代になった。そして、名古屋はマテウスが味方につなごうとしたパスがショルツに当たってゴール前にこぼれ、そこに反応したマテウスがGKと1対1になる決定機を迎えるもシュートはまさかの枠外。ここでもゴールを奪えなかった。
浦和は後半31分の交代でギニア代表FWホセ・カンテが投入され、4月5日のルヴァンカップ川崎フロンターレ戦に続く出場でJ1デビュー。しかし、両者とも最後までゴールを割ることができずに0-0で試合は終了し、上位対決は勝ち点1ずつを分け合った。
(FOOTBALL ZONE編集部)