ソン・フンミン、現役8人目のプレミア通算100得点の快挙に韓国注目 「野球には大谷翔平、サッカーにはソン・フンミン」
プレミア通算100得点は史上34人目の記録
イングランド1部トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、現地時間4月8日に行われたプレミアリーグ第30節ブライトン戦(2-1)で先制ゴールを決め、アジア人選手として初となるプレミア通算100ゴールに到達した。韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は、野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で大活躍だった日本の大谷翔平を引き合いに、伝えている。
トッテナムは前半10分、ソン・フンミンが左サイドからカットインし、ペナルティーエリア外から右足を一閃。綺麗な弧を描いたシュートがゴール右隅に吸い込まれ、鮮やかな先制ゴールとなった。
2015-16シーズンからトッテナムでプレーするソン・フンミンは、これでアジア人初となるプレミア通算100ゴールに到達。同記録は史上34人目、現役選手ではイングランド代表FWハリー・ケイン(トッテナム/205点)、元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディー(レスター・シティ/134点)、エジプト代表FWモハメド・サラー(リバプール/132点)、ベルギー代表FWロメル・ルカク(インテル/121点)、イングランド代表FWラヒーム・スターリング(チェルシー/113点)、セネガル代表FWサディオ・マネ(バイエルン・ミュンヘン/111点)、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/103点)に次ぐ8人目だという。
記事では、「野球には大谷翔平、サッカーにはソン・フンミン…プレミア通算100ゴール後『アジアもできると信じている』」と見出しを打ち、ソン・フンミンが試合後に英公共放送「BBC」のインタビューで「仲間がいなかったら、決して手にすることができなかった成果。プレミアリーグで通算100ゴールを決めるのは大変なことだ。すべてのアジア人選手、特に韓国人選手がこの記録を見て、自分もできると信じてほしい。それはアジアサッカーにとってプラスなことであり、僕は若い選手たちのいい手本になるためにその責任を負うつもりだ。アジア人選手がプレミアリーグで活躍できると信じてほしい」と語ったコメントを紹介し、このように伝えている。
「“アジアナンバーワン”らしい発言だった。ソン・フンミンは、自分の足跡がアジアサッカーの発展につながることを望んだ。競技こそ異なるが、2023年のWBCで日本が優勝した際、エースの大谷翔平が言った言葉(「日本だけじゃなくて韓国もそうだし、台湾も中国も、そのほかの国もどんどん野球を大好きになってもらえるように、その一歩として優勝できたことが良かった。そうなることを願っている」)とも通じるものがある。韓国の枠を超えて、アジアの歴史を背負うソン・フンミン。今回のプレミアリーグ通算100ゴールで、もう1つの偉大な足跡を残した」
ソン・フンミンの活躍を受けて、勇気をもらったプレーヤーも多いはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)