モウリーニョの3度目就任は「難しい」 チェルシーOBが次期監督について言及「私がサッカークラブのオーナーであれば…」
ジョー・コール氏はモウリーニョ監督の復帰に否定的
イングランド1部チェルシーは、プレミアリーグ第30節ウォルバーハンプトン戦に0-1で敗れた。グレアム・ポッター監督を解任したクラブは、クラブOBのフランク・ランパード氏を暫定監督に据えたが、結果は出ず。来シーズン以降の正式な監督の候補に、かつてクラブを率いたことのある世界的な名将の名前が挙がっているが、元イングランド代表MFジョー・コール氏は、ジョゼ・モウリーニョ監督の3度目の就任は難しいと考えているようだ。英紙「メトロ」が報じた。
チェルシーは、ルイス・エンリケ監督、ユリアン・ナーゲルスマン監督と交渉の場を持ったとされるが、両者は夏に別の新たなプロジェクトを開始する見込みだという。そうしたなかで、ランパード暫定監督のように、かつてクラブを率いた指揮官が復帰するのではないかと報じられた。
来シーズン以降の監督として、コール氏は現在レアル・マドリードを率いているイタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督が適任だと指摘した。「現在も1人の監督が結果を出している。それがカルロ・アンチェロッティだ。私がサッカークラブのオーナーであり、チームを安定させてトロフィーを勝ち取るのであれば、彼の名前は最初に来る」とコメントした。
また、モウリーニョ監督の名前も挙がっているが、3度目の就任については現実的ではないと見解を示した。「ジョゼがチェルシーに戻ってくるのは、とても難しいと思う。彼はトッテナム、マンチェスター・ユナイテッドにも行ったからだ。ファンとのつながりは、以前のようなものではなくなったと思う」とライバルクラブを率いたことが、ファンに裏切りと受け取られている可能性に言及した。
チェルシーが最後に優勝したのは2016-17シーズンだが、その前年は10位でシーズンを終えていた。コール氏は現在のチームにも十分なタレントがいるため、適した人物を招聘できれば、状況は早期に好転すると考えているようだが、果たして来シーズン、チェルシーは誰を正式な監督として迎えることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)