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衝撃ヘディング弾に魔球FK… 進化し続けるベイルが狙うレアル“新エース襲名”の瞬間
CL制覇にEUROでの躍進 “完全無欠のアタッカー”として躍進を遂げる
レアル・マドリードには1902年の創設以来、世界中から最強のアタッカーが集い、エースの座を争ってきた。2016年の年の瀬、日本で新エース襲名の瞬間が訪れるかもしれない。その候補となるのが、ギャレス・ベイルだ――。
12月、日本で開催されるFIFAクラブワールドカップに欧州代表として出場するレアル・マドリードは、リーガ・エスパニョーラ第9節終了時点で首位に立ち、ジネディーヌ・ジダン監督の下で実力を発揮している。そのなかで「BBCトリオ」の一角を務めるベイルは、充実の時を過ごしている。
2013年夏にトットナムから総額1億75万9418ユーロ(約114億4000万円)と、当時の世界最高額となる移籍金で加入したウェールズ人アタッカーは、加入3年目となる昨季にその才能をいかんなく発揮した。
度重なる負傷に悩まされたものの、持ち前の俊足を生かしたドリブルシュート、そして「ドラキュラのようだ!」とスポーツ専門局の解説者に表現された驚異的なジャンプ力を生かして、リーガに居並ぶ屈強なエアバトラー以上のヘディングでゴールを量産。また、ラストパスのセンスにも磨きがかかり、リーガ19得点11アシストと大活躍した。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではゴールこそ挙げられなかったものの、決勝のアトレチコ・マドリード戦では前半15分にMFトニ・クロースのFKをヘディングで軌道を変え、DFセルヒオ・ラモスの先制ゴールをアシスト。在籍3年間で2度目のCL制覇の立役者となった。