セルティックFW古橋は「勝者」 今シーズン通算28得点…ポステコグルー監督が明かす信頼の証
レンジャーズ戦で2ゴールを挙げ、3-2の勝利に導く
スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧は、現地時間4月8日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第31節のレンジャーズ戦で2ゴールを挙げ、チームを3-2の勝利に導いた。アンジェ・ポステコグルー監督は、今シーズンの通算ゴール数を「28」とした日本人ストライカーを称えた。英紙「インデペンデント」が報じた。
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古橋は前半26分にゴール前でパスを受けると、反転してシュートを放ち、先制ゴールをマーク。さらに1-1に追いつかれた後半18分には、ゴール前のこぼれ球に反応してリーグ戦22点目のゴールを記録した。その後、両チームは1点ずつを取り合い、セルティックが3-2で勝利。リーグ2連覇に大きく前進する勝利を手にした。
古橋をJ1ヴィッセル神戸からセルティックに呼び寄せたポステコグルー監督は「これまでも何度か言ってきたが、到着した瞬間から彼は突出している。プレーするすべての試合で全力を尽くし、相手の脅威となる。得点を取れなくても、チームのために全力を尽くす。そしてビッグゲームではゴールを決める。彼のような選手はあまりいない。大きく力強いDFは、彼をフィジカルで抑えようとする。だが、間違えることはない。彼は勝者だ。私は最初から、その姿を見てきた。彼は責任を負い、チームを高みに導こうとする。結果をもたらす者になろうとしており、今日もそれをやってのけた」と語った。
「最初から」というのは、Jリーグ時代に戦った時のことのようだ。「彼は、私が最初にここに連れてきたかった選手だ。最初に到着したのは彼ではなかったが、必ず獲得することを確認した。なぜなら私は日本で敵として経験していたからだ。それは楽しいものではなかったよ。私は彼がもたらすものを理解していた。選手としてだけでなく、人としてね。彼は突出している」と、対戦相手の監督として苦労したことを明かすとともに信頼を強調した。
シーズン開幕当初、目標に掲げていた20ゴールを達成し、上方修正したシーズン30ゴールも十分に射程圏内に入れている古橋。欧州に導いた恩人でもあるポステコグルー監督への恩返しは、まだまだ続きそうだ。