三笘薫、現地メディア「7点」評価も決勝点献上を指摘 「ルーズなプレーで…」
前半17分にVARでゴールが取り消され、後半34分にはボールロストから決勝点献上
イングランド1部ブライトンは、現地時間4月8日に行われたプレミアリーグ第30節トッテナム戦で1-2と競り負けた。日本代表MF三笘薫はハンド判定によってゴールが取り消されるなど運に恵まれない状況のなか、決勝点を献上したプレーに英メディアが言及している。
前半10分にトッテナムFWソン・フンミンに鮮やかなミドル弾を食らって先制されたブライトンは、その7分後にトッテナムのビルドアップをカットしてすかさず反撃。アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが前線に浮き球のボールを供給すると、ペナルティーエリア中央に飛び込んだ三笘がトラップからボレーシュートを叩き込んで同点に追い付いたかと思われた。しかし、トラップは右肩から二の腕付近にかけて当たっているように見え、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入してハンド判定となってノーゴールとなった。
ブライトンは前半34分にDFルイス・ダンクのヘディング弾で同点とし、1-1で迎えた後半26分、相手選手のクリアをペナルティーエリア内で三笘が拾ったが、トラップの際にデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュアに足をかけられて転倒。PK獲得の決定的な場面に思われたが、スチュアート・アトウェル主審はそのまま流し、VARが介入することもなかった。普段冷静な三笘も、この判断に異議を唱えるジェスチャーを示していた。
試合はその後、後半34分に三笘が縦パスをワンタッチで捌こうとしたところを狙われ、最後はトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインに決勝弾を奪われ、1-2で敗れた。
ブライトン地元メディア「Sussex Express」は三笘に「7点」評価を与えた一方で、「VARのハンド判定でゴールを奪われた。積極的に前に出て行ったが、ルーズなプレーでホイビュアにカットを許し、ケインの決勝ゴールにつながった」と、失点関与を指摘していた。