ランパード暫定監督がシーズン終了後の去就に言及 「今季限り? いいや、だが…」

チェルシーのフランク・ランパード暫定監督【写真:ロイター】
チェルシーのフランク・ランパード暫定監督【写真:ロイター】

ランパード監督は契約期間で最善を尽くす構え

 イングランド1部チェルシーは、フランク・ランパード監督が約2年ぶりに指揮官として復帰することを発表した。今シーズン終了時までの暫定監督だが、元イングランド代表MFは、来シーズン以降もクラブにとどまる意思があることを否定しなかった。英紙「メトロ」が報じている。

 グレアム・ポッター監督を解任したチェルシーは、ブルーノ・サルトール暫定監督体制で、現地時間4月4日に行われたプレミアリーグ第8節延期分のリバプール戦に0-0で引き分けた。それから2日後、チェルシーはランパード氏に指揮官として再びチームを託すことを発表した。

 すでにチェルシーは、ユリアン・ナーゲルスマン氏、ルイス・エンリケ氏に、来シーズン以降の監督就任を打診しているとされる。そうしたなかでの暫定監督就任について、ピッチ上のパフォーマンスにかかわらず、今季限りの契約になるのかと問われたランパード監督は「いいや。だが私の役割と肩書きが、私がここにいる期間を物語っていると思う。その件について、私は先のことまで考えない。この期間でできるベストを尽くして、与えられた役割を果たしたい。そのあとは、何が起こるかを見てみよう」と、契約期間で最善を尽くすと語った。

 かつてチェルシーは、2012年にロベルト・ディ・マッテオ氏がシーズン途中に暫定監督に就任し、初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げた。その時との比較についても、「今、その話をすることに価値があるとは思わない。ロベルトは、信じられないような仕事をしていたが、それはチェルシーの歴史の別の部分だ。私からすれば、それは私の決断の及ばないところだ。繰り返すが、そうした話に飛びつきたくはない」と続けた。

「そういう質問をたくさん受けるだろうと思っていたし、理解をしている。私は目をしっかりと見開き、そういう質問を予想していた。だが、私にとって重要なことは、その話は横に置いておき、手の中にある仕事に集中することだ。ともに働くスタッフ、そして選手たちとの仕事が、とても楽しみだ」

 トッド・ベーリー氏がオーナーを務めることになり、バラバラになったクラブは、レジェンドの下で立ち直ることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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