浦和スコルジャ監督、名古屋ユンカー封じに“元同僚”を指名 「止め方もよく分かっている」

浦和を率いるスコルジャ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
浦和を率いるスコルジャ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

ノルウェー人DFホイブラーテンのプレーに期待

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、4月7日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。リーグ4連勝中と好調ななかで9日には2位の名古屋グランパスとの上位対決を控えるが、浦和から期限付き移籍中のFWキャスパー・ユンカーへの対策についてDFマリウス・ホイブラーテンへの期待を口にした。

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 浦和は開幕2連敗したものの、その後にリーグ戦で4連勝。ルヴァンカップではターンオーバー起用も挟みながら3試合連続引き分けだが、3月以降は無敗が7試合続いている。そして、順位も3位まで浮上したなかで迎えるのが勝ち点1差で上位の名古屋戦。指揮官は、「名古屋が今の順位にいるのは偶然ではなく非常にいいサッカーをプレーしていると思う。スペースの使い方が上手いチームという印象がある」と話す。

 長谷川健太監督が率いる激しい当たりの多いチームに対して、「チームのことを考えて責任感を持ってプレーするのが大事だ。タフな試合、コンタクトの多い試合になれば技術面より精神面からのミスが生まれるようになる。そういったところも選手にはアプローチしている。そうなったとしてもうちの選手は対応できるだろう」と自信を見せた。そして「私たちにとって大きなチャレンジになる。ただし、名古屋にも弱点はあるのでそこを突きたい」と、試合を見据えている。

 注目ポイントの1つは、昨季まで2シーズン浦和でプレーして今季は名古屋に期限付き移籍しているデンマーク人FWユンカーの存在だろう。背番号を「77」にしたストライカーは、ここまでリーグ6試合で3ゴールと名古屋の前線で核になっている。

 スコルジャ監督は「マリウス・ホイブラーテンがユンカーと非常に仲が良く、彼のことをよく知っている。彼の止め方もよく分かっているだろう」と、浦和に今季加入したノルウェー人DFに期待と寄せた。というのも、彼らはノルウェー1部のボデ・グリムト時代のチームメイト。ホイブラーテンは日本への移籍に際してユンカーから日本や浦和についての情報をかなり聞いたといい、「生活面、日本の文化、レッズというクラブのこと。すべてがポジティブな話だった。それで自分にとってはベストなチョイスだと確信を持つことができた。すごく安心できる話をキャスパーがしてくれた」とも話していた。

 指揮官は、FW興梠慎三や主将のDF酒井宏樹を含む「キャプテングループ」と呼ばれる選手たちを中心にまとまる全体の雰囲気の良さや若手の台頭、外国人アタッカーたちのコンディション向上など、現在のチームのポジティブな要素に自信を見せた。首位に立っているヴィッセル神戸との直接対決では際どい1-0で勝利しているだけに、この名古屋との上位対決も拮抗した興味深いゲームになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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