恩師モウリーニョとともに逆風を浴びる

「35歳のスウェーデン人ストライカーは、プレミア10試合で誰よりも多い70本ものシュートを放っている。しかし彼は9月10日のマンチェスター・シティ戦以来、6試合連続でゴールを決めていない。このノーゴール記録は2007年のインテル時代以来だ。イブラは直近10試合で、わずか1ゴールしか決められていない」

　リーグ開幕直後は得点を量産して、ユナイテッドの救世主としての地位を急速に高めたが、現在はゴールから遠ざかっていることが数字でも示されている。「彼の調子とユナイテッドのそれが相関関係なのは、決して偶然ではない」と、チームの勝ち点が伸びない要因であるとまで指摘されている。所属するクラブで得点を奪い続けてきた唯我独尊の点取り屋が、“赤い悪魔”で逆風を味わっている。恩師モウリーニョとともに苦境に立たされているが、この状況を跳ね返すためにはゴールを奪い、自身の存在価値を証明するしかない。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images