鎌田大地は「アトレティコの長期的資産」 スペイン移籍動向に現地見解「優先事項ではないが…」

フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地【写真:Getty Images】

スペイン移籍へ接近の可能性、スペインメディアが去就動向に注目

 ドイツ1部フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地の来季去就を巡り、ここに来てスペインリーグ移籍が浮上したなか、現地メディアは移籍先の有力候補とされるアトレティコ・マドリード入りの可能性に言及。今夏フリーで獲得可能となる日本人アタッカーは「長期的な資産」などと見解を綴っている。

 鎌田は今季限りでフランクフルトとの契約が満了。来季に向けた去就動向が注目されていたなか、同クラブのマルクス・クレシェスポーツディレクター(SD)は先日、ドイツのスポーツ番組「Aktueller Sportstudio」で去就動向に触れ、退団が決定的であると発言したため、他クラブへの移籍が濃厚となっている。

 新天地としてドイツ1部ボルシア・ドルトムント入りが最有力とされてきたなか、ドイツ地元紙「FNP」は衛星放送「スカイ・スポーツ」のフロリアン・プレッテンベルク記者による情報を基に、スペイン移籍の可能性を指摘。「鎌田はスペインへ向かっている。興味を持っているのは、FCバルセロナとアトレティコ・マドリードである」と伝えられた。

 鎌田獲得へより関心を持っているのはアトレティコとされているなか、スペインメディア「madriduniversal」は去就動向に注目。今季ブンデスリーガで7得点4アシストをマークするなど、チームの攻撃を牽引してきた実績を引き合いに「26歳の鎌田は今が絶頂期で、ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコにとって長期的な資産となる可能性がある」とし、獲得へ本腰を入れる可能性に触れた。

 また、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」もアトレティコ入りの可能性に注目し「メトロポリターノでは鎌田を獲得することは優先事項ではないが、もし市場で好機があれば…」と、今後の動向に見解。あくまで補強候補の1人にすぎないことを指摘しつつも、可能性が“ゼロ”ではないことが伝えられた。

 鎌田のスペイン移籍の可能性を指摘した「FNP」紙では、「早ければ今週中にも最終決定が下される」とも伝えられており、今後どのような形で去就動向が決着するのかが注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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