好調ブライトンの複数主力、移籍か残留か 現地予想…「今夏退団」と見解の4人は?
主力の多くが“引き抜き”の可能性…地元メディアが今夏の去就予測
イングランド1部ブライトンは優れたタレントを擁し、ロベルト・デ・ゼルビ監督の下でプレミアリーグ6位と躍進している。来季の欧州カップ戦出場権獲得も視野に入る一方で、今夏の移籍市場では主力選手の引き抜きも予想される。地元メディア「Sussex Express」は選手たちの去就を予想している。
同メディアの予想によれば、夏に移籍する可能性が高いと見られている選手は現時点で4人。アルゼンチン代表の一員として昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)を制したMFアレクシス・マック・アリスター、今冬にアーセナル移籍に接近していたエクアドルMFモイセス・カイセド、チェルシーから期限付き移籍中でU-21イングランド代表にも名を連ねる左利きのDFレヴィ・コルウィル、そして元U-21オランダ代表DFヤン・ポール・ファン・ヘッケはチームを去ることになりそうだ。
マック・アリスターとカイセドは中盤の絶対的なレギュラーを務める文字どおりチームの心臓であり、退団すれば大きな影響を及ぼすことになりそうだ。プレミアで9試合に出場しているコルウィルは買取りのために移籍金2500万ポンド(約41億円)が必要とされ、クラブがその金額を支払うかは不透明な状況。出番が限られているファン・ヘッケは出場機会を求めて移籍する可能性が高いようだ。
キャプテンのDFルイス・ダンクやブレイク中のアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンら12人選手は残留確実との見方をされている一方で、残るか移籍するか五分五分の「Maybe」という状況にある選手として6人の名前が挙がっている。そのうちの1人が日本代表のMF三笘だ。ブライトンは当然残留を第一としているが、再三報じられるビッグクラブからの関心が本物であればクラブも覚悟を決める必要があるのかもしれない。
「ここまでなんというシーズンを過ごしているんだ。この男を見るのが大好きだ。相手のファイナルサードでは容赦なく、レアル・マドリードやリバプール、マンチェスター・シティ、アーセナルといったクラブが関心を持っているのも不思議ではない。アルビオン(ブライトン)は彼を引き止められることを願っている」
三笘と同様にオランダ代表DFジョエル・フェルトマン、ガーナ代表DFタリク・ランプティ、スコットランド代表MFビリー・ギルモア、三笘とはベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでも同僚だったFWデニズ・ウンダフ、今冬に加入したばかりの19歳のスウェーデン代表FWヤシン・アヤリも今後の状況次第で移籍か残留かの二択に分かれる可能性がある選手のようだ。
近年は移籍市場が開くたびに主力選手が引き抜かれているブライトン。今夏も戦力の大幅な変化が起こるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)