浦和、ルヴァン杯で3戦連続ドロー 川崎相手に0-0…若手2人がプロデビューも牙城崩せず

浦和は川崎と0-0のドロー【写真:Getty Images】
浦和は川崎と0-0のドロー【写真:Getty Images】

グループステージ第3戦で川崎と激突

 国内3大タイトルの1つであるルヴァンカップ(杯)は4月5日に各地でグループステージ第3戦を行い、川崎フロンターレと浦和レッズの対戦は0-0で引き分けた。

 リーグ戦で4連勝中の浦和はMF伊藤敦樹以外の10人をスタメン変更で完全ターンオーバー。DF犬飼智也は昨年4月の北海道コンサドーレ札幌戦で膝を負傷して以来、約1年ぶりの復帰スタメンになった。そして、先月に獲得が発表されたギニア代表FWホセ・カンテが公式戦初のベンチ入りとなった。また、川崎もメンバーを入れ替えつつDF高井幸大が国内の試合では初出場。DF山根視来やFWレアンドロ・ダミアンといった選手たちが名を連ね、右サイドハーフにはU-20日本代表FW永長鷹虎が起用された。

 序盤から川崎のハイプレスに浦和が苦しむ展開になったが、川崎もまた浦和の最終ラインを突破する形は多く作れなかった。川崎は前半32分に右サイドをパスワークで突破し、最後はMF脇坂泰斗がペナルティーエリア内に切り込んで決定機を迎えたがシュートは枠外。一方の浦和も前半36分に右サイドを起点に突破すると、MF安居海渡のラストパスにフリーでMFアレックス・シャルクが合わせる決定機を迎えたもののこちらも枠外に。両者無得点で前半を終えた。

 後半最初のビッグチャンスは浦和に訪れ、後半9分にカウンターから安居のスルーパスにFWブライアン・リンセンが完全に抜け出すも、ゴールから距離があるうちにGK上福元直人の体重の逆を取って狙ったシュートは枠外に飛び、チャンスを生かせなかった。浦和のマチェイ・スコルジャ監督は後半24分にリンセンからカンテへの交代を決断。カンテは日本デビューを果たした。

 また、浦和は後半31分の交代投入で2種登録されているユース所属のMF早川隼平、後半41分の投入でMF堀内陽太がプロデビューとなった。しかし、両者ともにゴールを割ることができずに90分を終えて0-0の引き分け。浦和はルヴァンカップは3試合連続の引き分けとなり、川崎も2分1敗と勝ち点を伸ばせず。湘南ベルマーレと清水エスパルスを交えて混戦グループとなっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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