ルール・ダービーに香川が先発も得点に絡めず後半34分に交代 試合はスコアレスドローの痛み分け

香川は右インサイドハーフで出場 過去7戦4得点1アシストのダービー男も輝けず

 ドルトムントは29日、ブンデスリーガ第9節でシャルケと本拠地で対戦。通算171回目となる「ルール・ダービー」はスコアレスドローに終わった。香川は右インサイドハーフとして先発出場し、後半34分までプレーしたが得点には絡めなかった。

 同じルール地方を本拠地とする宿敵同士の一戦。スタジアムは満杯となり、序盤からピッチ上では激しいプレーの応酬となる。前半7分に香川が空中戦の競り合いのファールでイエローカードを受けると、同12分にはMFバイグルも相手の速攻を止めたプレーで警告。前半だけで両チーム合わせて5枚のイエローカードが提示される激しい展開となった。

 試合は拮抗した内容で、得点が動かないまま後半へ突入。後半8分、香川が右サイドへ展開すると、オーバーラップしたDFピスチェクからクロスが上がる。ファーサイドへ走り込んだFWデンベレがフリーで合わせたが、シュートはクロスバーに弾かれた。ドルトムントにとってはこの試合で最初の決定機だったが、得点には繋がらなかった。

 流れは徐々にドルトムントに傾いていく。攻め込むなかで後半26分に最初の交代カードとしてDFパスラックに代えてDFゲレイロを投入。今季は中盤での起用が多かったレフティーを本職のサイドバックに投入して攻撃を活性化させた。同34分には香川を下げてFWシュールレを投入するなど、負傷から戻ってきた主力選手を次々と起用した。シャルケ戦過去7戦4得点1アシストとダービー男の香川もこの日は輝きを放つことができなかった。

 

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