イタリア紙は日本人10番を糾弾、ライバルを称賛 「本田はスソと同じスピードでプレーできない」
ライバルに差をつけられた本田 地元紙は「永遠のスソ」と特集
ACミランの日本代表FW本田圭佑は25日の敵地ジェノア戦でリーグ10試合目にして今季初スタメンを飾ったが、失点に絡んだうえ攻撃でも効果的なプレーを見せられず、後半17分に交代となった。元U-21スペイン代表MFスソの代役として起用された本田だが、地元紙は「この闘牛士なくして、本当のミランなし」とスソを絶賛。一方の本田は「本田はスソと同じスピードでプレーできない」と酷評され、レギュラー奪取の千載一遇のチャンスで、逆にライバルに差をつけられる悲惨な状況となった。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が「永遠のスソ」と特集している。
右ウイングで定位置を確保しているスソは、DFアバーテとともにジェノア戦で温存される形となりベンチスタート。しかし、本田が味方のオフサイドトラップの場面で自陣に残されて先制点を献上し、DFパレッタが一発退場となる窮地でスソは途中出場した。数的不利な状況でチームは0-3と大敗したが、そのなかでもスソはドリブルなど随所に光るプレーを披露した。
記事ではスソの存在感の大きさについて、このように言及している。
「この闘牛士なくして、本当のミランなし。このスペイン人はアシストの王。チームの柱。ジェノバではベンチだった。そしてミランは見てしまった。1年前にはミハイロビッチが落第させた、夏には放出しようとしていたが、ジェノア戦で、ポーリと本田はより困難を抱えていた。この現象は、非常にはっきりと明確になっていた。このスペイン人はバッカとニアンとの3トップにパーフェクトに合致している」
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