「いつだって準備していた」 川崎の”和製ロナウド”が起死回生の決勝弾で復活の狼煙

森本のゴールで川崎が鹿島に1-0で勝利

 川崎フロンターレはJ1セカンドステージ第16節で鹿島アントラーズと対戦し、敵地で1-0と勝利を収めた。この日、値千金の決勝弾を挙げたのは、負傷などにより、長きに渡って不遇の時を過ごしていたストライカーだった。

 川崎は序盤から鹿島の攻撃に苦しみ、前半37分にはFW小林悠が負傷交代するアクシデントに見舞われるなど、我慢の時間が続いた。しかし、スコアレスのまま迎えた後半20分、小林に代わってピッチに立った男が大仕事をやってのける。スルーパスに反応して右サイドを突破したDFエウシーニョが、エリア内から右足で強烈なシュート。これは相手GKが弾くも、こぼれ球をFW森本貴幸が右足で合わせて泥臭くネットを揺らした。リーグ戦ではファーストステージ第2節の湘南戦(4-4)以来、じつに約8カ月ぶりのゴールとなった。

「いつだって準備していたんで、こういうスクランブルな状態でしたけど、しっかりと点を取れて良かったです。あんまりボールを取れなかったけど、でも絶対に1点は取ってやろうと思っていた。リーグ戦では復帰してから点を取れていなかったので、本当に今日は取れて良かったし、支えてくれた家族やトレーナーの皆さんに感謝したい」

 

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