バルセロナ、独代表ギュンドアン獲り浮上 マンCの“本命”獲得断念と海外メディア指摘
ギュンドアンに2年契約を提示し獲得を目指す構え
スペイン1部FCバルセロナは現地時間4月1日・ラ・リーガ第27節エルチェ戦をアウェーで戦い、4-0で勝利した。これで勝ち点を「71」まで伸ばし優勝へまた1つ歩みを進めたなか、早くも来季を見据え中盤強化に着手。かねてからイングランド1部マンチェスター・シティのMFベルナルド・シウバの獲得を目指すと伝えられてきたが、ここにきてターゲットを変更したようだ。英紙「ザ・サン」が報じた。
2位レアル・マドリードとの勝ち点差を「10」以上も広げ、2018-19シーズン以来のリーガ制覇へ視界良好のバルセロナ。エルチェ戦でもその勢いはとどまるところを知らない。
前半20分にFKの混戦からFWロベルト・レバンドフスキが右足でネットを揺らし先制すると、後半にはゴールショーを披露。同11分にFWアンス・ファティの鮮やかな右足ミドル、同21分にレバンドフスキのドリブルシュート、そのわずか4分後にはFWフェラン・トーレスの左足から放たれたコントロールショットで3点を追加し、首位の強さを見せつけた。
そんな充実ぶりが際立つバルセロナは、すでに来季へ向け中盤強化のプロジェクトを進めている。獲得の筆頭候補とされているのがシティのポルトガル代表MFシウバで、先月にはシティ側から放出にゴーサインが出たとの報道も流れた。
ただ、シウバはシティとの現行契約を2025年6月まで残しているため、バルセロナが同選手を獲得するには6500万ユーロ(約94億円)を支払う必要があるとされている。「ザ・サン」紙によると、そのハードルの高さからかバルセロナはここにきて同じシティのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンにターゲットをチェンジしたそうだ。ギュンドアンは今季でシティとの現行契約が満了を迎えるため、延長しなければフリーで獲得できる。
とはいえ、ギュンドアンとシティの関係に問題はないようで、記事では「彼ら(シティ)はギュンドアンに1年の延長を提示する見込み」と伝えている。これに対し、バルセロナはギュンドアンの代理人に2年契約を提示する考えを伝えているという。
昨夏と今冬の2度に渡って獲得に執念を見せたシウバを諦め、バルセロナはギュンドアンとのサインへ本腰を入れるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)