セルティック岩田は「スマート」 移籍後初先発を地元紙評価も…課題指摘「チームは脅威を欠いていた」

セルティックのMF岩田智輝【写真:ロイター】
セルティックのMF岩田智輝【写真:ロイター】

旗手やムーイが不在のなかで、チームはロス・カウンティ相手に2-0で勝利

 スコットランド1部セルティックのMF岩田智輝は、現地時間4月2日に行われたリーグ第30節ロス・カウンティ戦で移籍後初のスタメン出場を果たし、フル出場で2-0の勝利に貢献した。現地メディアはMF旗手怜央ら中軸が不在のなかで、岩田が抜擢された中盤のパフォーマンスについて言及した。

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 リーグ戦9連勝中で首位の座を固めていたセルティックは敵地に乗り込んでの一戦で岩田、FW古橋亨梧、FW前田大然と日本人3選手が先発に名を連ねた。前半アディショナルタイムにPKで先制すると、後半終了間際にも追加点を奪い、2-0で快勝した。これでリーグ戦10連勝を達成。2位レンジャーズとの勝ち点9差を維持し、優勝に向けてまた一歩前進した。

 昨年末に横浜F・マリノスから加入した岩田は、この試合が移籍後初先発でフル出場。英地元紙「デイリー・レコード」は「岩田智輝の初先発は目覚ましいというよりはスマート」との評価を与えたうえで、旗手とオーストラリア代表MFアーロン・ムーイ不在によるチームの変化についても言及した。

「旗手怜央とアーロン・ムーイが欠場し、カラム・マクレガーがより深いポジションに起用されたことで明らかな違いが生まれていた。セルティックはポゼッションで支配していたが、相手の低いブロックを破る時のいつもの悪魔のような脅威は欠いていた。ポステコグルーは2人が来週のレンジャーズ戦で戻ってくると信じている。旗手、ムーイ、マクレガーという中盤の軸が揃った時に最高の力を発揮する彼らにとっては、グッドニュースと言えるだろう」

 岩田もまずまずの評価を手にしていたもののチームとしては特にファイナルサードでのクオリティーについては旗手やムーイの不在を感じさせる内容だったようだ。とはいえ、岩田にとってこの初先発起用は今後ポジション争いに加わっていくえで大きなステップとなったはず。昨季JリーグMVPを獲得した25歳のアピールは続く。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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