トッテナム、“本命”ナーゲルスマン招聘は不可? 「キャリアに傷付く」…本人難色と英報道
すぐにタイトル争いに加われないクラブの立ち位置が就任に消極的な理由か
イングランド1部トッテナムは現地時間3月26日、アントニオ・コンテ監督との契約を双方合意で解除したと発表した。“後任人事”でドイツ1部バイエルン・ミュンヘン監督を解任されたユリアン・ナーゲルスマン氏の名前が挙がるなか、本人はトッテナム監督就任に難色を示しているという。英メディア「フットボール・インサイダー」が報じた。
トッテナムは現在、アシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏が代行監督として今季残りの指揮を執っている。コンテ前監督の後任人事に注目が集まるなか、筆頭候補とされているのがナーゲルスマン氏だ。同氏を巡っては2021年にジョゼ・モウリーニョ監督(現ASローマ監督)を解任した際にも招聘に動くなど、クラブはかねてから強い関心を持っている。
ところが、肝心のナーゲルスマン氏はトッテナムの指揮官就任を前向きに捉えていないという。記事が関係筋の情報として伝えたところによると、同氏は「もしトッテナムの監督に就任するとなれば、自らのキャリアに傷が付く」と恐れているという。
さらに記事は、ナーゲルスマン氏がそう考える根拠についても報道。現時点でトッテナムを率いたとしても、すぐにタイトルレースを争えないことや大きな成果を残せないと見ていることが就任を渋る理由だとしている。
一方で、ナーゲルスマン氏の就任がエースのイングランド代表FWハリー・ケインの慰留につながる可能性があるとも指摘。大黒柱を残留させる目的を含めクラブがナーゲルスマン氏の招聘に積極的な姿勢を見せるか、今後の動きに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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