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レアルのアンチェロッティ監督がミラン復帰を熱望 「イタリアに戻る時の行き先はミランだけ」
インザーギ監督の後任に立候補
レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、ACミランのまな弟子であるフィリッポ・インザーギ監督の後任に立候補した。イタリア一般紙「ラ・レプブリカ」のインタビューで語った。
レアルを率いる名将は選手として5年間、監督として8年間ミランを率い、いずれの立場でもUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げる偉業を達成している。やはり赤と黒の名門に対する愛情は深い。
「遅かれ早かれ、私はイタリアに戻ることになる。その時の行き先はミランだけだね。私は彼らを指導することになるだろう」
ミランのトップチームは現在、インザーギ監督が率いる。監督1年目ながら手腕を見せるまな弟子は、かつてのマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督のようにミランにおける20年に及ぶ長期政権を熱望していた。
だが、アンチェロッティ監督もイタリア復帰時には、このポストを狙っているというのだ。インザーギのみならず、教え子たちは次々と監督に転身している。ギリシャのOFIクレタで指揮を執るジェンナーロ・ガットゥーゾ監督や、クラレンス・セードルフ前ミラン監督らがベンチに座る姿に感無量の様子だった。
「彼らが監督になる日が来るとは思わなかった。彼らが私から何かを得て、偉大な監督になってくれるのであれば、私は幸せだ」
さらに、就任わずか半年で昨季終了時に解任されたセードルフ前監督について触れると、こう擁護した。
「シーズン途中に監督を引き受けるのは最も難しいものだ。私はユベントスとPSGでそれをやろうとした。クラレンスは、変化に抵抗する環境に影響を与えようとした」
一方で、アンチェロッティ監督は、イタリア代表監督就任にも色気を見せ、「コンテ監督は素晴らしい。イタリアは12年に1度、ワールドカップ決勝に進み、24年に1度優勝している。私は2030年に立候補したい。71歳になるが、できると思うよ」と意欲を語っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images