「プロ失格、人間失格だ」 リシャルリソン、トッテナム監督退任の画策報道を完全否定
リシャルリソンはコンテ監督との衝突は認めつつ、疑惑を一蹴
イングランド1部トッテナムは現地時間3月26日、双方合意の下でアントニオ・コンテ前監督との契約を解除した。一部ではブラジル代表FWリシャルリソンが「反コンテ派」の1人だったと伝えられていたなかで、本人はSNSで「私は反乱のリーダーではない」と釈明している。
コンテ前監督は3月18日のプレミアリーグ第28節サウサンプトン戦(3-3)後の会見で「自分勝手な選手が多い」「20年前からこうだ」選手やクラブを痛烈に批判した。チームの成績が振るわないこともあってここから退任報道が一気に過熱し、国際Aマッチウィーク期間中の退任に至った。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、リシャルリソンはアルゼンチンのテレビ局「TyCスポーツ」のジャーナリストから、同僚DFクリスティアン・ロメロとともにコンテ前監督退任のために共謀していたと批判された。しかし、25歳のブラジル人ストライカーは、「選手としてのパフォーマンスに対する疑問や批判はフットボールの一部だ。しかし、私への嘘は受け入れられない。私はコンテやほかのすべての監督に対してて常に敬意を持っている」と疑惑を一蹴している。
「彼は私がスパーズに来る時にたくさん助けてくれた。(たとえそれが公的なものであっても)問題があった時はプロとして話し合いをして解決してきた。それは彼も認めている。私は反乱のリーダーではない。彼が私に期待してくれたものを提供できずに申し訳なく思っている。彼が残るのに十分なことをすることができなかった。彼がここを去る時には、感謝とこれから幸運を願うメッセージを送った」
リシャルリソンはコンテ前監督と衝突することがあったと認めているものの、その関係性はわだかまりが残るようなものではなく、退任を望んでいたということもないと否定した。
報道に対して怒りを覚えているようで、「このひどい嘘を書いたジャーナリストは私のPRチームと話したり、私の話を聞くということすらしなかった。プロ失格だし、人間的にも失格だ。恥を知れ、TyC Sports!」と痛烈な非難のコメントを残していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)