森保ジャパン、コロンビア戦のダブルボランチに浮き出た“課題”を日本代表OBが指摘

ボランチで出場した守田英正と鎌田大地【写真:徳原隆元】
ボランチで出場した守田英正と鎌田大地【写真:徳原隆元】

元日本代表FW播戸氏が公式YouTubeチャンネル「播戸竜二のおばんざい屋」で分析

 森保一監督率いる日本代表は3月28日、コロンビア代表とヨドコウ桜スタジアムで国際親善試合を行い、開始早々にMF三笘薫(ブライトン)のゴールで先制するも1-2と逆転負けを喫した。元日本代表FW播戸竜二氏は、公式YouTubeチャンネル「播戸竜二のおばんざい屋」でコロンビア戦を総括している。

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 試合は前半3分、前線でFW町野修斗(湘南ベルマーレ)がボールをキープし、パスを受けたMF守田英正(スポルティング)のクロスからファーサイドから走り込んだ三笘が圧巻のヘディングシュートを決めて日本が先制した。

 しかし前半33分、コロンビアがサイドを崩して最後はFWジョン・ハデル・ドゥランが同点弾。さらに後半16分、相手FWラファエル・サントス・ボレに強烈なオーバーヘッド弾を浴びて日本は逆転された。

 元日本代表FW播戸氏は、公式YouTubeチャンネル「播戸竜二のおばんざい屋」でこの一戦を総括。「三笘選手のヘディングシュート、良かったですね。(打点が)高かったし、いい形だった」と語りつつ、ボランチをMF鎌田大地(フランクフルト)にしたことによる課題も指摘している。

「攻撃は前線も(タレントも)豊富だし、攻めもいい形だったけど、ダブルボランチの一角が鎌田選手であるがゆえ、守田選手も攻めに行ったがゆえ、ディフェンスの面では少し弱かった。ボランチのところを使われて、サイドに振られてというのが多かった」

 もっとも、播戸氏は「全体的に見て悪くなかった。南米のコロンビア相手に攻撃的な布陣を試すことができたのは大きかった。(3月シリーズは)いい経験になった」として、後半開始から途中出場したFW上田綺世(セルクル・ブルージュ)を今後の期待の選手に挙げている。

「上田選手はさすがだなと。コロンビアの強いディフェンス陣よりも高い打点からのヘディング。間違いなく最初(スタート)から出てもやれる。パワフルだし、鹿島(アントラーズ)にいた頃よりもパワーアップしているので楽しみ」

 動画では、そのほかにもDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)ら初選出の選手たちについても触れる内容となっている。

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