吉田のタックルにブチ切れ退席のモイーズ監督 FA協会は審判団への侮辱発言に対し正式な処分へ

サウサンプトン戦の試合終了間際に起きたモイーズ退席劇

 イングランドサッカー協会(FA)がサンダーランドのデイビット・モイーズ監督に対し、サウサンプトン戦での不適切な行為で正式な処分を下す予定であることを発表している。英メディア「BBC」が報じている。

 サンダーランドは26日、リーグ杯4回戦でサウサンプトンと対戦し、0-1と敗戦。試合終了間際にはサンダーランドFWビクター・アニチェベがボックス内でサウサンプトンDF吉田麻也に倒されたが、主審はノーホイッスル。この判定にモイーズ監督は激高し、審判員に詰め寄った。結果的に主審に退席処分を命じられることとなった。

 FAはモイーズ監督がマッチオフィシャルに向けて侮辱的な言葉で罵倒したとし、これを処分の対象にしたとのことだ。なお、モイーズ監督は11月1日の18時までにFAに対し、異議を申し立てることが可能とされている。

 サンダーランドは現在、リーグ戦でいまだ勝ち星がなく最下位に沈んでいる。苦しい時期から抜け出す糸口を見つけられていないモイーズ監督の苛立ちが、吉田のタックルで爆発してしまったのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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