セルティック古橋、ステップアップ移籍へ「最低でも32億円」 クラブOBが指摘「間違いなく最高額になる」

セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】
セルティックの古橋亨梧【写真:ロイター】

今夏の移籍市場で放出の噂もある古橋にセルティックOBのスタッブス氏がコメント

 スコットランド1部セルティックに所属する日本人FW古橋亨梧は、今夏の移籍市場でステップアップ移籍をするのではないかと報じられている。そうしたなか、セルティックOBのアラン・スタッブス氏は、古橋が「最低でも2000万ポンド(約32億円)」の価値があるとコメントした。スコットランドメディア「Glasgow Live」が報じている。

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 セルティックに加入後、瞬く間にクラブの人気者となった古橋。今シーズンも公式戦39試合に出場して26得点5アシストを記録し、リーグカップ決勝では2ゴールを挙げて大会2連覇にも大きく貢献している。

 アンジェ・ポステコグルー監督は、セルティックの指揮官としてピッチ内だけでなく、ピッチ外でも大きな成功を収めている。移籍市場では、彼が獲得したクロアチア代表DFヨシプ・ユラノヴィッチやギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスを高額で売却した。次の移籍市場では、イスラエル代表FWリエル・アバダが、1000万ポンド(約16億円)で放出されるのではないかと言われている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場によって得ている収入もあり、クラブの財政面は良い状況にあるとみられている。

 こうした背景から古橋の移籍には、大金が動くことになるのではないかとスタッブス氏は指摘した。

「セルティックにとって、彼らの今の財政状況というのは、とても大きなものだ。今の彼らの状態は、5年前とは異なるものであり、改善されたものだと思う。当時は、選手を売却しなければいけなかった。だが、今は収支が健全だから売る必要がない。もし、彼らがキョウゴについて獲得の打診を受けたら、間違いなく最高額になるだろう。はっきり言えば、彼は最低でも2000万ポンド(約32億円)以下では、どこにも行かないと思う」

 スタッブス氏は、古橋について「キョウゴは到着した初日から、エキサイティングだった。アンジェが、まだ彼の最高のものを引き出せていないと言ったことは興味深かった。彼は常に賢い走りを見せていて、タイミングも抜群だからDFにとっては対応するのがとても難しいだろう。アンジェは、彼の走りをすべて理解しきれていないと言いたかったんだと思うし、それができるようになったら、もっと点が取れるだろう」と、指揮官のコメントに同意した。

 そして、「ファンが、彼とヘンリク・ラーションを比較したがるのも理解できる。そして、彼と同列で語られているということは、それだけでどれだけ特別なことをやってのけているかが分かるだろう」と、クラブのレジェンドでもある元スコットランド代表FWヘンリク・ラーション氏との比較論にも納得している。

 セルティックに加入した際には、400万ポンド(約6億円)の移籍金と報じられている古橋だが、夏の移籍市場で彼の獲得に名乗りを挙げるクラブが出てくるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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