- HOME
- 今日のピックアップ記事
- 香川、ゲッツェ、シャヒン… ドルトムントを去った名手が歩んだ道を「推定市場価格」で検証
香川、ゲッツェ、シャヒン… ドルトムントを去った名手が歩んだ道を「推定市場価格」で検証
ブンデス制覇後はまるで旅人のように…
推定市場価格はドルトムントでリーグを制し、レアル移籍を勝ち取るまではうなぎ登りで最大2000万ユーロ(約23億円)に到達。しかし、レアル加入後に1200万ユーロ(約13億8000万円)まで急落し、ドルトムントに復帰した今も度重なる負傷に悩まされているため、現在は650万ユーロ(約7億4000万円)と完全に右肩下がりとなっている。
今季も第8節を終了した時点で、リーグ戦はいまだ出場なし。ドルトムントを出たことが、天才司令塔のキャリアを大きく変えてしまったようだ。
ドルトムント黄金期を支えた当時の中心選手と言えば、元パラグアイ代表FWルーカス・バリオスも忘れられない選手の一人だろう。当時は後のエースとなるFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)を差し置いてレギュラーポジションを確保し、10-11シーズンは公式戦41試合で21得点を挙げた優勝の立役者だ。
パラグアイの点取り屋は31歳となった今、ブラジル1部のパルメイラスに所属している。12年にドルトムントを離れてからは、まるで旅人のように多くの国を渡り歩いた。中国の広州恒大、ロシアのスパルタク・モスクワ、フランスのモンペリエ、そして15年1月にブラジルへとたどり着いた。ドルトムント時代の11年には推定市場価格1445万ユーロ(約16億6000万円)と見積もられていたストライカーも、現在は255万ユーロ(約3億円)。欧州の舞台を離れたことで、「あの人は今」的な存在となっていることは否めない。