敵将がU-19日本代表のサッカーに脱帽 「結局、強いチームが弱いチームを打ち負かす」
ベトナムは0-0のままチャンスを窺うプランも…「2点目を与え、ゲームオーバー」
バーレーンで開催されているAFC U-19選手権の準決勝が現地時間27日に行われ、U-19日本代表はベトナムに3-0と快勝した。ベトナムを率いたホアン・アイン・トゥアン監督は、「結局のところ、強いチームが弱いチームを打ち負かす」と日本のサッカーに脱帽した。AFC(アジアサッカー連盟)公式サイトが試合後のコメントを伝えている。
このゲームで日本はファウルも辞さない激しい守備を見せたベトナムに対し、そのファウルで得たセットプレーを生かす形で前半11分までに2点リード。ホアン監督は、このリードは決定的なものになったと振り返っている。
「結局のところ、強いチームが弱いチームを打ち負かすものだ。2点目を与え、ゲームオーバー。なんとか0-0を維持したかったのだが。私たちのプレーヤーは必死に挑戦したが、すでに疲れ切っていた。日本のような強いチームが相手なら、100%に少しでも足りないと難しい。私は試合前、日本は攻守において強いことを伝えていたが、そのとおりのものをピッチで見せられてしまった」
完敗を認めたホアン監督だが、ベトナムチームは同国のサッカー史上で歴史を作ったチームだ。来年のU-20ワールドカップ(W杯)の予選を兼ねたこの大会でUAEらと同居したグループリーグを突破すると、準々決勝では開催国バーレーンを破って世界大会への出場権を初めて手に入れた。韓国やオーストラリアがグループリーグで敗退していくなか、大会期間中に最大のサプライズを起こしたと言えるだろう。
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