槙野智章氏、CB板倉滉の「絶妙にうまい」持ち運びを力説 「景色が全然変わってくる」
キリンチャレンジカップでコロンビア代表と対戦
日本代表(FIFAランク20位)は3月28日、コロンビア代表(同17位)と対戦した。1-1出迎えた前半41分には、左サイドのMF三笘薫(ブライトン)のクロスに、右サイドのMF伊東純也(スタッド・ランス)がボレーで合わせようとする場面があった。日本の2点目か、という場面につながったDF板倉滉(ボルシアMG)の何気ないプレーを、元日本代表DF槙野智章氏が絶賛した。
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左サイドの三笘からゴール中央にポジションをとった伊東にクロスが入る。伊東はボレーを合わせきれずにシュートを打てなかったが、南米の強豪であるコロンビアのゴールに迫る場面だった。
シュートにつながる攻撃のビルドアップの時、板倉はボールをすぐに味方に預けるのではなく、少し自ら持ち上がってからパスを出した。この何気ない、板倉の持ち上がりに、指導者を目指している槙野氏は着目した。
「元センターバックとして言わせてもらいたいのですが」と、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場した槙野氏は切り出し、「板倉選手の何気ないドリブル。2、3メートル持っていく、あのちょっとした動きが、そういう攻撃につながる。センターバックの持ち運びが絶妙にうまい」と、絶賛した。
なぜ効果的かという理由について、「(センターバックが)ドリブルを運ぶことで、相手が中を締める。そうすると逆にサイドが開く。すぐに(パスを)出すのではなく、2,3メートル運ぶだけで、景色が全然変わってくる」と、語った。
サイドに三笘、伊東という個の力で強みのある選手たちがいる日本。第2次森保ジャパンは、そのストロングポイントを生かそうとしているだけに、何気ないワンプレーながらも、効果的だった板倉のプレーが、槙野氏の目には頼もしく映ったようだ。