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地元紙が長友をダービーのMVPに選出も失点シーンの位置取りに苦言 「ジャングルに姿を消した」
MVP評価の一方で
インテルDF長友佑都は、23日のACミランとのダービーマッチで同点弾を演出するクロスを上げるなどの活躍で、地元紙から最優秀選手に選出される高い評価を受けた。
「コリエレ・デロ・スポルト」紙は、インテルのMVPに長友を選出し、「6.5」点を与えた。寸評では、こう語られている。
「右サイドからの急襲が多かった。ダービーマッチで強奪した。いいクロスがあった。デシリオを苦しめて数的優位をよくつくっていた。エルシャラウィのクロスバーへのシュートとメネズのゴールは持ち場を離れていた」
長友は、イタリア代表DFマッティア・デシリオとのマッチアップを優位に進めた。その一方で、ワルテル・マッツァーリ監督の3-5-2システムのウイングバックとは異なり、ロベルト・マンチーニ新監督の4バックの右で先発出場したために相手FWジェレミー・メネズの先制時のポジショニングに難があったとも分析している。最低点はイカルディの「4.5」点だった。
一方、「ガゼッタ・デロ・スポルト」は平均点の「5.5」点の評価だった。
「この日本人はジャングルの中、ミランの先制時に姿を隠してしまう。ボールに注意が向いてポジションを離れ、方向感覚を失った」
コリエレ紙同様に、失点時の対応に苦言を呈しながらも、「ナガは時間が過ぎるごとによくなった」と後半の向上を認めている。
パス成功は24本。クロスは8本供給した。一対一は2度制したというデータも紹介している。最高点は同点弾を決めたオビの「6.5」。コバチッチは最低の「5」点だった。
「トゥット・スポルト」紙は及第点の「6」点。「前半、彼のサイドはもろい空洞と化していた。ミランが突撃し、沈没させようとしていたが、後半非常に成長した」。こちらも尻上がりにパフォーマンスを上げた点を評価した。最高点はオビの「6.5」。最低点はコバチッチとイカルディの「5」点となっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images