前田大然が“代表離脱”で明かした苦しい心の内 スコットランド帰還も「来ないと得られないこともある」
コロンビア戦を前に代表を離れる決意
無念の離脱となった。日本サッカー協会は3月26日、日本代表に招集していたFW前田大然(セルティック)が負傷のため、チームを離脱することを発表した。カタール・ワールドカップ(W杯)では、3試合に先発出場して第2次森保ジャパンでもFW陣の軸になると見られていたが、コロンビア代表との試合を前にスコットランドへ戻ることとなった。
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前田は8日に行われたハーツ戦で負傷をしていたものの、メンバー発表後のハイバーニアン戦も後半15分までプレーしていた。そのため、第2次森保ジャパンのスタートとなる今回のキリンチャレンジカップでも、プレーができると思われていた。
26日の練習後、メディアの取材に応じた前田も、「もちろん(試合に)出るつもりで来ていたし、できるという感覚もあった。でも、先のことを考えて、ここで無理をする必要はないという判断になった」と大事を取っての離脱であることを強調した。
また、森保一監督からも「試合に出る準備をしておいてくれ」と言われていたという。「それに応えられなかったので、またチームに帰って、良いパフォーマンスをして、6月にまた選ばれたら、(代表で)良いパフォーマンスを見せて返していきたい」と前田は唇をかんだ。
悔しさを滲ませる前田だが、「チームが新しいことにトライしているなかで、練習はできなかったですし、試合にももちろん出られませんでしたが、どういうことをやるのか共通認識は持てたので、良かったかなと思います。ここに来ないと得られないこともある、日本のトップの選手たちが集まっているし、試合には出られなかったけど、刺激をもらうことはできた。離脱することになったので、またチームに戻って良いパフォーマンスをして6月に戻ってこられるようにしたい」と、日本に帰国してチームに合流したことに意味があったと語った。