U-19日本代表がアジア初Vに王手! ベトナムに3発快勝で5大会ぶりの決勝に進出

“黄金世代”も夢破れたアジア制覇へあと1勝

 後半に入ると、日本は6分で追加点を奪った。右サイドからのクロスは味方に合わなかったが、相手DFにプレッシャーをかけた中村がクリアボールを足に当てるとボールはそのままゴールへ。3-0とリードを広げた。その後は互いに運動量が落ちた感もあり、さらなるゴールは生まれず。そのままのスコアでタイムアップを迎えた。

 日本はボールを持ちながらも、最終的にはファウルも辞さないベトナム守備陣の前になかなか決定機を作り出せなかった。しかし、その相手のファウルで得たセットプレーから効率的に得点を重ねたことが勝利を呼び込んだ。

 日本は準決勝の第1試合でイランを6-5という壮絶な打ち合いの末に下したサウジアラビアと決勝で対戦する。今大会で日本が決勝に進出するのは、現日本代表MF香川真司などを擁し“調子乗り世代”と呼ばれた06年大会以来。最終的には1999年のワールドユース(現U-20W杯)で準優勝に輝いた“黄金世代”も成し遂げられなかった、この年代で初のアジア制覇へ向けて、あと1勝というところまで来た。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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