トゥヘル新体制のバイエルン、早くも補強候補浮上 英報道「チェルシーのスター2選手に興味」

バイエルンの新監督に就任したトーマス・トゥヘル監督【写真:ロイター】
バイエルンの新監督に就任したトーマス・トゥヘル監督【写真:ロイター】

チェルシー監督時代の教え子、コバチッチ&メンディの獲得画策か

 ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンの新監督に就任したトーマス・トゥヘル監督は、昨年9月まで率いていたイングランド1部チェルシーから2人の選手の引き抜きを希望しているようだ。英紙「メトロ」は「チェルシーのスター2選手獲得に興味」と報じている。

 昨年9月にチェルシーの監督を解任されたトゥヘル監督は、これまでも現場復帰説が伝えられながらも、正式決定には至らなかった。バイエルンは第25節のレバークーゼン戦に1-2で敗れて順位を2位に落とすと、監督就任2年目のユリアン・ナーゲルスマン監督を解任。その後任にトゥヘル監督が抜擢された。

 マインツ、ドルトムントに続き、ドイツで3クラブ目の監督就任となったトゥヘル監督は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)を制したチェルシー時代の選手2人をドイツに連れてきたい考えがあるようだ。

 バイエルンと2025年までの契約を結んだトゥヘル監督は、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチとセネガル代表GKエドゥアルド・メンディの2人をバイエルンに加えたい考えを持っているという。

 トゥヘル監督は、まずリーグ戦、カップ戦、そしてCLの3冠の望みをつなぐことが役割になる。そしてシーズン終了後には、自身の希望する選手を獲得できる見込みであり、その時に古巣から選手の獲得に動けるようになる。

「メトロ」紙は「コバチッチとメンディの2人は、近いうちに西ロンドンを離れるのではないかと言われている。グラハム・ポッター監督の下でキャプテンも務めるコバチッチは、2018年にレアル・マドリードから加入して以降、キープレーヤーであり続けているが、その未来は不透明だ」と伝え、移籍に傾く可能性を指摘している。

 チェルシーとコバチッチの契約は来シーズンいっぱいまで。クラブは今冬、トッド・ベーリー新オーナーが補強に巨額を費やしたため、選手売却の必要に迫られている。コバチッチの獲得を巡っては、マンチェスター・シティを筆頭に、複数のクラブが関心を示しているようだ。

 また、メンディについても「2020年に加入して、すぐにファンのお気に入りになり、トゥヘル監督の下でCL制覇に重要な存在となった。しかし、負傷に苦しめられており、ケパ・アリザバラガが正GKになった。それでもセネガル代表選手は、新たな契約延長のオファーを受けているが、それらを断っており売却されなければ、2025年にフリーで去ると見込まれている」と、伝えられている。

 トゥヘル監督がバイエルンの監督に就任したことにより、チェルシーの補強動向にも少なからぬ影響を与えることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング