久保建英、フィニッシュに課題指摘 スペインでキャリア最多5得点も「落ち着き足りない」
ウルグアイ戦欠場も、次戦コロンビア戦出場へ意欲
日本代表はキリンチャレンジカップのウルグアイ戦(1-1)から一夜明けた3月25日にトレーニングを行った。初日から新型コロナウイルスの陰性確認ができていなかったMF久保建英(レアル・ソシエダ)が、この日から合流している。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
自身のコンディションについて「昨日の時点で陰性確認が取れて、こっちで動いていた。体調は全く問題ない」と語る久保は、ウルグアイ戦に先発した選手たちが室内でトレーニングを行うなかで、ほかの選手たちと28日のコロンビア戦に向けてピッチで汗を流した。
カタール・ワールドカップ(W杯)では、グループリーグの2試合に先発出場したが、持ち味を出せず守備に忙殺。決勝トーナメントラウンド16のクロアチア戦は発熱によるドクターストップで会場にも入れなかった。第1次森保ジャパンの最終戦、第2次森保ジャパンの初戦とチームに帯同しながらも欠場となった久保だが、所属するスペイン1部レアル・ソシエダでは公式戦5ゴール7アシスト(32試合出場)と好調で、得点数はキャリアハイの数字だ。
カタールW杯からの自身の変化について問われた久保は、「僕はW杯の時とは別人なので。それはみんなも分かっていると思うし、今のコンディションを把握している。あとは、あまり過去の話はしたくない。次のコロンビア戦を見てもらえれば」と、成長した姿を見せることを誓った。
3年後のW杯北中米大会では、中心選手となることが期待される。だが、久保は「どうしても3年後のW杯となってしまうけど、アジアカップもあるしアジア予選もある。僕も含め生き残りにフォーカスしないといけない。ここにいるからといって、次の代表の立場が約束されているかというとそんな傲慢な話ではない」と、日本代表に選ばれるたびに、結果を出さなければいけないと強調した。
直近の試合では、1ゴールを挙げたものの元スペイン代表MFダビド・シルバからのパスを何本かゴールにつなげられなかった。自身のミスを振り返りつつ、「フィニッシュに関してはまだ落ち着きが足りないと思うけど」と前置きをした久保は、「それでも今シーズン点を取れているのはチャンスが来ているのと、チャンスに入って行けている。この前の西村選手のゴールも、あそこに入っていっているから。そういうのも意識していければ」と、ゴールを奪うイメージを膨らませた。
第2次森保ジャパンの船出に出遅れた久保だが、結果を出してきて手にした確固たる自信を、日本代表でも爆発させる。