レアルDFの芸術ボレー弾をジダン監督が絶賛 自らが決めた伝説の一撃より「美しかった」

CL史に刻まれた01-02シーズンの芸術弾

「私は彼に幸福を感じる。歴史に残るだろうゴールだった。『ラ・ノベナ(クラブ史上9度目のCL制覇)』の時の私のものよりも美しいよ」

 ジダン監督のボレーと言えば、01-02シーズンのCL決勝、レバークーゼン戦での決勝弾だ。左サイドバックのロベルト・カルロスから上げられた高い弾道のクロスから、ジダンは効き足ではない左足を振り抜く。するとボールは、ゴールのニア上へと突き刺さった。

 CL史で語り継がれる一撃を超えたとまで称賛したのは、リーグ戦でなかなか出番が巡ってこないナチョの心境を慮ったのだろう。「我々のチームは完全な状態で、何年もこのチームの状態を維持したいと思っている」と、ジダン監督は現在のチーム構成に満足している。バックアップメンバーが高いモチベーションを示した大勝劇に、ゴラッソを決めたナチョ本人よりも、指揮官が喜んでいるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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