J1昨季王者の広島に衝撃 DF千葉がドーピング検査で陽性反応 暫定的な資格停止処分に
クラブが発表 当面の試合出場や練習参加が禁止
サンフレッチェ広島のDF千葉和彦に、ドーピング検査で陽性反応が出たため暫定的に資格停止処分が下されたことが、クラブから正式に発表された。
広島は、千葉が9月25日(浦和レッズ戦後)に実施したドーピング検査において、同選手から採取されたA、Bの二つの検体のうち、A検体から禁止薬物の「メチルヘキサンアミン」が検出されたとして、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)より「違反が疑われる分析報告及び違反が行われた旨の主張に関する通知並びに暫定的資格停止に関する通知」を受けたと発表。当面、あらゆる公式試合への出場及びチーム練習、催事への参加が禁止になるとした。
クラブは「『メチルヘキサンアミン』は、興奮作用のある物質として世界アンチ・ドーピング機構によって禁止物質(特定物質)に指定されているものですが、同選手は、意図的に当該物質を摂取したことがないため、JADAに対し、正式な手続きに則って、当該物質が検出された検体(A検体)と同時に採取された検体(B検体)による再検査とともに、事実関係の解明をはかるべく聴聞会の開催を要請いたしました」と発表している。
クラブは「今後の事実関係の解明に向けて、JADAに全面的に協力してまいります」としている。今後の調査の進展が待たれる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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