地元メディアは本田、長友に及第点評価 「長友はスタメンでやっていける」「本田はスタメンで良かった」

長友のスタメンに太鼓判

 ACミランとインテルのミラノダービーは23日、1-1ドローに終わった。サンシーロで行われたこの一戦で今季公式戦初の途中出場となったFW本田圭佑と、DF長友佑都は、いずれも地元紙から及第点の評価を受けている。ロベルト・マンチーニ新監督の初陣となった一戦で長友は普段辛口なメディアも「スタメンとしてやっていける」と太鼓判を押し、後半28分から途中出場となった本田については「トーレスの代わりに先発で良かった」と評価した。
 日本人ダービーがミラノでついに実現した。地元メディアからの評価は、先発フル出場を果たした長友にやや軍配が上がった格好となった。
 地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」のアンドレア・ラマゾッティ記者は、長友に合格点の6.5を与えた。 
「長友は良い試合をしたと思う。攻撃的で、よく敵陣に攻め込んでいた。ミランが先制した前半もサイドからよく攻撃していた。チームにとてもいい刺激を与えていた」
 後半15分には、先制点につながるクロスを上げるなど、右サイドバックで見せ場をつくった。日本代表のホンジュラス戦と、オーストラリア戦で招集が見送られるほどのインフルエンザと負傷を抱えていたが、番記者は復調を認めている。
「コンデイションも上がっている。長友は、攻撃やコンデイションに全く問題がない。とても優秀だ。問題は守備だ。守備に気をつけて、守備のミスを減らすこと。今日の長友は守備によく集中していた。今日のような攻撃も見せれば、このマンチーニ新監督のチームでもスタメンとしてやっていける」
 同記者は、就任初戦となったロベルト・マンチーニ監督の下でもレギュラーに定着できると分析した。
 一般紙「ラ・レプブリカ」のアンドレア・ソッレンティーノ記者は及第点の6点評価だったが、「長友は失点時にちょっとした混乱があった。メネズにマークをしていて、失点を許した。4バックのサイドバックとしてプレーしなければならない。今までより、もっとさらに守備に気をつけなければならない」と、前半23分の失点時の対応に苦言を呈している。
 その一方で、「攻撃ではよくやっていた、マンチーニ監督になったけど、彼は先発でできると思う。コンディションもよくなっている。運動量豊富だった」と攻撃面を高く評価していた。

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