ドルト香川はジョーカーになれず… 独2部相手に大苦戦も地元紙は“2人のライバル”に及第点

モルとラモスは各紙で厳しい評価に

 一方、チームワースト評価は巧みなステップのドリブルなどテクニックを披露しながら、相手エリア付近での最後の精度を欠いたMFエムレ・モルと、1トップで先発しながら存在感が希薄だったFWアドリアン・ラモスで5点と、厳しく評価された。

 ドイツ地元紙「ルール・ナハリヒテン」でもGKヴァイデンフェラーが2点で単独トップ。新星ラーセンには、ここでも2.5点と合格点が与えられている。決定機を外したものの、何度も惜しいシュートを放ったカストロが3点、先制点を導くラストパスを出したゲッツェは3.5点とまずまずの評価を受けた。ラモス、モル、そしてDFピスチェクが4.5点で、ワーストタイ評価だった。

 延長戦に入った時点でドルトムントは交代枠を1枚残しており、ベンチには攻撃的なカードとして香川がいたが、トーマス・トゥヘル監督はDFフェリックス・パスラックとMFセバスティアン・ローデの交代を選択。香川は公式戦5試合ぶりの出番なしに終わった。攻撃陣での序列が決して高くないという事実が、改めて浮き彫りとなるような結果となってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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