森保一監督、第2次政権の初陣ドロー発進に反省 「課題はビルドアップのところ」

新体制で初陣を迎えた森保一監督【写真:徳原隆元】
新体制で初陣を迎えた森保一監督【写真:徳原隆元】

国際親善試合で南米ウルグアイと対戦、MF西村拓真の同点弾で1-1引き分けに

 日本代表は3月24日にウルグアイ代表と国際親善試合を行い、1-1で引き分けた。カタール・ワールドカップ(W杯)を終えて続投となった森保一監督は、第2次政権の初陣を終えて「課題はビルドアップのところ。まだまだ課題」と話した。

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 森保監督はこの代表招集の時点から、カタールW杯の戦いを踏まえてマイボールの質を高めることをテーマの1つに掲げていた。実際に立ち上がりから日本はボールを持つ時間を作ったが、あまり相手に脅威を与えるようなプレーはできなかった。それだけに森保監督は「課題はビルドアップのところ。まだまだ課題」と、振り返った。

 前半にあまり多くない守備機会から相手MFフェデリコ・バルベルデの高い技術もあり失点。後半も攻めあぐねる中でMF伊東純也とFW上田綺世の投入でリズムが変わった。さらに後半29分にMF西村拓真を投入すると、1分後に伊東の右クロスから同点ゴール。指揮官も「サイドからは恐らくいいボールが入ると思うので、中のクロスを合わせられるようにしようと。彼が入って得点への狙いを持っていい仕事をしてくれた」と喜んだ。

 カタールW杯では相手ボールを奪ってからの速攻、あるいは高い位置でのプレッシングからの素早い攻撃を機能させて結果を出したが、メンバーも大きく入れ替わっての“初陣”では「奪ってから攻撃につなげるところも今日はなかなか合わなかったので修正したい。ボールを奪うところ、セカンドボールも拾うところも修正していきたい」と、課題の多さが残る試合になったと森保監督は捉えていた。

 日本代表はこのインターナショナル・マッチウィークで、3月28日にコロンビア代表と対戦する。

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