新生・森保ジャパン、内田篤人氏が推察した“人材難”のポジションとは? 「いないんだと思う、正直」
日本代表のメンバー選考について持論を展開
森保一監督が率いる日本代表は、3月24日に第2次政権初戦となるウルグアイ代表戦を迎える。スポーツチャンネル「DAZN」の番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」で元サッカー日本代表DF内田篤人氏が、日本代表のメンバー選考について持論を展開した。
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26名が招集された今回の日本代表は、10人がカタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーから入れ替わり、そのうち5名が初選出となった。W杯以降も活躍をしているスコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧、MF旗手怜央、ポルトガル1部ポルティモネンセでレギュラーとなったGK中村航輔は、今回のメンバーから外れたことで話題となった。
内田氏は「監督の選ぶ戦術的なこともあるし、森保さんも言っていたリーグのレベルのことも、森保さんの考えのなかにあるのだと思う。でも俺は、旗手くんとか古橋くんとか、結果を出しているので呼んでも面白いと思う。逆に『呼んだんだ』と思ったのは、試合数がきついプレミアリーグの選手。三笘くんとか。それとかCL(UEFAチャンピオンズリーグ)とか、EL(UEFAヨーロッパリーグ)に出ている選手は日程的にきついと思う。スタートとして呼ぶのはわかるけれど、ある程度、(力を)分かっているからね」と、カタールW杯にも出場して1週間に2試合を戦うような状況にあるMF三笘薫(ブライトン)、MF守田英正(スポルティング)、MF鎌田大地(フランクフルト)らのコンディションを気遣った。
そして、DF長友佑都(FC東京)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、DF山根視来(川崎フロンターレ)が不在になったサイドバック(SB)について、「SBに困っているんだなと。新しい選手を見つけたい狙いがあるんだろうな」と招集メンバーを見た印象を語った。
36歳の長友と32歳の酒井が落選して、21歳のDF半田陸(ガンバ大阪)とDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)のパリ世代コンビが招集されたことについては、「新しい選手が出てこないと困るよという意図もあると思う」という森保監督のメッセージを読み取ったという。そして「宏樹と長友さんは、呼ぼうと思えばいつでも呼べる。でも年齢的にパリ世代から招集しているから、いないんだと思う。正直に」と、内田氏は自身も務めた日本のSBが、人材難に陥っている可能性を指摘していた。