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ウルグアイ暫定監督、日本の“団結力”を警戒 「誰か1人の名前を挙げる意味がない」
マルセロ・ブロリ暫定監督、前日記者会見で日本代表に言及
ウルグアイ代表(FIFAランク16位)は3月24日に日本代表(同20位)と国際親善試合を行う。この試合に向けた前日記者会見に出席したマルセロ・ブロリ暫定監督は、日本とのアウェーゲームを前に「日本というよく知られた手強い相手との試合になる。ワールドカップ(W杯)でも良い戦いをしたチームだ。私たちは、高いインテンシティでどん欲に攻撃をしていきたい。日本にとってやりづらい試合展開になればと思う」と、コメントした。
カタールW杯で日本がドイツ代表、スペイン代表の優勝経験国に勝ち、グループリーグを首位通過したのに対して、ウルグアイはまさかの敗退となっていた。この大会後、正式な新監督が決まっていないウルグアイだが、暫定監督を務めるブロリ氏は、新監督につなげる試合にしたいと意気込みを語った。
「もちろん前回のW杯に関しては、もっと勝ち進むことができるだろうという期待は、チームに対して私たちも抱いていました。しかし、サッカーはこういうスポーツです。今はこの先の将来に考えを切り替え、明日の試合はできるだけ多くの情報を次の監督に提供する機会と捉えている。明日の試合とともにプロセスがスタートし、新しい選手をテストする機会にもなる。次のW杯南米予選に向けて、今後、就任する監督の役に立つ機会にしたい」
日本の印象について、ブロリ監督は「日本は年を追うごとに飛躍的な成長を遂げているチームだ」と語った。日本代表の森保一監督は、4-2-3-1でスタートして、MF三笘薫(ブライトン)を先発起用することを明言。新エースとして期待される三笘だが、ブロリ暫定監督は、「日本代表について、誰か1人の選手の名前を挙げることはあまり意味がない。日本の最大の強みは連帯感のあるチームであること、団結して戦えるチームだと思う」と、キープレーヤーを挙げることは拒んでいる。
今回のウルグアイ代表は、経験の豊富な選手が去り、若手が多くなっている。それでもブロリ監督は「W杯という大きな大会が終了すると、代表チームの1つのプロセスも必ず終わり、世代交代のプロセスがスタートする。幸いウルグアイには、高いクオリティーの若手がどんどん生まれる。今回の試合でもそうした若い選手に出場時間を蓄積する機会にしてもらいたい。ウルグアイは世代交代が自然に起こるチームだ」と、自信を見せた。
日本も最終ラインの選手を中心に大きな世代交代に出ているが、どのような試合になるだろうか。